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09月21日-08号

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  1. 沖縄市議会 2001-09-21
    09月21日-08号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第251回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│   平成13年                              ││           沖縄市議会定例会会議録                ││   第251回                              ││                                      ││         平成13年9月21日(金)午前10時開議         │└──────────────────────────────────────┘議  事  日  程   第 8 号平成13年9月21日(金)                午前10時 開議第1 会期の延長第2 一般質問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件(議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (35名) 1 番 仲 眞 由利子 議員    21 番 仲宗根 国 夫 議員 2 番 新 田 保 友 議員    22 番 島 袋 邦 男 議員 3 番 小 浜 守 勝 議員    23 番 登 川 重 男 議員 4 番 仲宗根   弘 議員    24 番 島 袋 善 栄 議員 5 番 内 間 秀太郎 議員    25 番 渡嘉敷 直 久 議員 6 番 新 里 八十秀 議員    26 番 具志堅 徳 重 議員 7 番 花 城 貞 光 議員    27 番 照 屋 寛 徳 議員 8 番 江 洲 眞 吉 議員    28 番 照 屋 健 栄 議員 9 番 上 間 正 吉 議員    29 番 浜比嘉   勇 議員10 番 佐久田 朝 政 議員    30 番 高江洲 義 宏 議員11 番 照 屋   馨 議員    31 番 島 袋 勝 元 議員12 番 仲宗根   忠 議員    32 番 仲宗根 義 尚 議員13 番 棚 原 八重子 議員    33 番 比 嘉 清 吉 議員14 番 普久原 朝 勇 議員    34 番 島 袋 誠 勇 議員15 番 新 垣 萬 徳 議員    35 番 池 原 秀 明 議員16 番 山 内 盛太郎 議員    36 番 中 石 義 雄 議員17 番 与那嶺 克 枝 議員19 番 喜友名 朝 清 議員20 番 桑 江 朝千夫 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名市  長   仲宗根 正 和    経済文化部長 平 良 正 吉助  役   稲 嶺 盛 隆    建設部長   宮 城 弘 志収入役    砂 川 正 男    東部海浜   山 田   勝                  開発局長総務部長   知 念 秀 光    水道局長   高 良   武総務課長   仲宗根 秀 雄    水道局部長  金 城   功企画部長   池 原   清    消防長    内 間 安 彦企画部参事兼 島 袋 芳 敬    教育長    小 渡 良 一振興開発室長市民部長   名嘉真 祐 治    教育部長   普久原 朝 健福祉部長   根路銘 一 郎     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名事務局長   島 袋 勝 輝    議事課長補佐 平 田 嗣 巳                  兼調査係長事務局次長  喜 瀬 照 夫    議事係長   當 間 朝 康議事課長  中 村 哲三郎 ○新里八十秀議長 おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数35名、全員出席でございます。 本日は議事日程第8号によって議事を進めます。 △日程第1 会期の延長の件を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日までと議決されておりましたが、議事の都合により会期を9月26日まで5日間延長いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。よって今期定例会の会期は9月26日までの5日間延長することに決しました。 △日程第2 これより一般質問を行います。 登川重男議員。 ◆登川重男議員 おはようございます。朝一番というのは非常に気持ちがいいものでございます。また傍聴席には多数の市民の方々がおいでいただき、ありがとうございます。こうして市民の皆さんが市政に関心を寄せられて、傍聴をして下さることは私達、議員諸賢も非常に励みになり、また今後の議会活動においても、なお研鑽をつんで議員各位も頑張っていくことを確信しております。今後とも機会あるごとに傍聴にお見えになって下さるように重ねてお願いを申し上げます。 さて一般質問に入る前に一言申し上げたいと思います。去った台風16号は、沖縄市を中心に甚大な被害をもたらしました。今回の台風は、台風情報も的確でなく、深夜に集中的に1時間に100ミリ以上の降雨があったために、市内の安慶田、照屋、そして松本自治会が浸水による大きな被害が出ました。このことはこれからの建設行政において、大きな教訓を残したものと思います。 それから遠く離れたアメリカでは、去った9月11日にテロによる世界貿易センターの崩壊により、数千名の犠牲者が出たといわれております。我々同胞である邦人も、まだ行方不明の方が多数いらっしゃる。そういったことを考えますと、アメリカで起きましたこのテロは対岸の火事では済まされないというように思います。これは全世界へ、国際社会に対する挑戦であり、在日米軍の75パーセントが沖縄県に集中している我が県においても、他人事ではないと、いつ我々の身にも、周囲にもそういうテロリストがいるかわからない。軍隊であれば目に見えるので、避難のしようもありますけれども、テロというのは目に見えない。本当に恐ろしいものであります。こういったことに対して全世界人類がテロと闘い、恒久平和が訪れることを願ってやまない次第であります。 それでは通告にしたがいまして、一般質問を行います。まず台風16号についてでありますけれども、災害対策本部の対応についてお聞かせください。先程も申し上げましたけれども、今回の浸水被害は人災か、天災か、市長はどうご認識なのかお聞かせをいただきたいと存じます。 2番目に、同じく台風16号でございますけれども、浸水被害を受けた地域では児童生徒の教科書やノートも多くの被害を受けております。私達が議会の日程を変更して、被災地域を調査したときも、安慶田自治会では子供たちの教科書について親御さんは心配しておりました。教科書は使えなくなりましたけれども、教育委員会から教科書は支給してもらえますか、という質問がありました。それでその前日、松本自治会に行きましたときも、明日からの生活より真っ先に子供の心配をしている親御さん達がたくさんいらっしゃいました。同じように教科書の、教育委員会からの速やかな支給があるかということで、非常に心配しておりました。そういうことで子を持つ親の気持ちですね、これは私達は強く肝に銘じておきたいと思います。 そこで教育委員会としましては、この児童生徒が被災を受けて教科書が使えなくなったこの児童生徒に、教科書の支給対応、それからその他、児童の学校の復旧に対してどういう対応策を行ったか、お聞かせをいただきたいと存じます。 それから3番目の新図書館の建設についてでありますけれども、建設予定地と、それから建設年度について、お聞かせをいただきたいと存じます。 それから4番目、シルバー人材センターについて、用地の取得の進捗状況、並びに建設年度についてお尋ねをいたします。 5番目に、市道予定地の管理についてでありますけれども、将来市道を建設する目的で網をかぶせ規制をした、その該土地の管理責任は市にあるのか、所有者にあるのかお聞かせをいただきたいと存じます。 6番目に、市町村境の道路整備について。沖縄市も市町村境の道路が多数ありますけれども、どうもこの地域を回ってみますと、整備が非常に遅れているんじゃないかと。市町村境であるがために、他市町村との合議が必要でしょうし、そういったところ当該関係市町村と速やかに協議をして、整備をする必要があると思うんですけれども、この整備状況について、また今後の考え方についてお聞かせいただきたいと存じます。 7番目、広報おきなわについてでありますけれども、広報おきなわの8月号に、募集のところに資格試験の募集広告が載っております。沖縄市職員採用候補者試験案内ということで載っています。これは試験日は9月16日になっておりますけれども、この募集の受付期間が7月30日から8月8日となっております。皆さんご案内のように、この広報というのは市役所から各自治会に月末に届いて、そして自治会からは各班毎にやり繰りをして、班長のところに届けます。これは自治会によって異なるかとは思いますけれども、おおむねそうだと思います。それで班長は班の伝令に配って、伝令から各家庭にこの広報が届くというような仕組みになっておりますけれども、8月号の広報おきなわが届くには、早くて5日、遅いところでは15日頃になると思います。受付期間が8月8日までとなりますと、役所の採用試験を希望している市民がたくさんいると思うんですけれども、この広報が届いたときにはもう締め切りが終わってしまっていると。役所に今勤務している臨時の職員であればこれはわかっていますから、試験を受けようと思えば速やかに申し込みができると。今、企業では非常に不況で、リストラをして何とかこの企業を維持しようということで、たくさんの方々が職を失っているこの現状で、公務員試験に受かって役所に採用されれば、定年まで仕事ができるということで、公務員を希望する人はたくさんいます。こういった現状の中でこういう広報の在り方でいいものか。このことについてもご答弁をお願いいたします。 それから8番目、県の中部合同庁舎建設についてお尋ねをいたします。おかげを持ちまして、保健所棟と福祉棟がやがて完成に近づいております。これも市長を初め、関係庁各位のご尽力の賜物ということで深く感謝を申し上げます。 行政棟についてでありますけれども、県の方では平成14年度までは10億円以上の箱物は作らないと、財政上の都合で。平成15年度以降になるというような、本市出身の県会議員からも聞いております。また、2カ年前に市長と県に要請に行ったときにもそういうご返事でありました。県の方針が平成14年度までは10億円以上の箱物は作らないということが決定しています。平成15年度以降にそういったものを作っていくということですから、その平成15年度には行政棟が建設されるように、市長を先頭に頑張って頂きたいというふうに思っています。市長の決意の程をお聞かせいただきたいと思います。1回目終わります。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 おはようございます。では一般質問、台風16号についてご答弁申し上げます。まず災害対策本部の対応についてでございますが、台風16号が本島地方へ暴風警報として発表されたのが、9月7日金曜日の午前7時50分でございます。その日の午前8時過ぎには防災無線でもって警戒警報、及び小中学校の休校に関して防災無線で放送しております。その時点においては、まだバスは平常通りの運行がされております。 そして総務課、これは防災対策を司るところでございますが、警備体制の準備を取っておりまして、気象情報を気象台から収集する。そして防災無線で午前2回、午後3回、台風情報、低地帯での浸水、それから土砂災害についての警戒広報を流しております。それから午後4時になりまして総務課の方で泊まり、いわゆる24時間体制ということで、その日の1名については連絡要員として待機をさせ、そしてさらに、これはマニュアルがありまして、各部はどういう対応をするということで、市役所から総務の方から電話がありましたら、夜中でもその職員に電話が行くようになっておりまして、各部その対応をすると、そういうことで他課への連絡体制をその日の4時に終わっております。 さらに各自治会に対しましては、台風について警戒するようにファックスでもって各自治会から放送をして下さいという依頼を行っております。 明けて9月8日土曜日でございますが、午前1時頃に沖縄本島中南部が暴風域に入ります。午前3時前に消防本部より、安慶田小学校近くに倒木があると、そういう通報が総務課に寄せられております。それから午前4時、泡瀬地域で避難をしたいという住民約10名余りの方々なんですが、これが消防本部に寄せられて、消防本部の方から、車両をまわすということでございましたが、強風のため車に乗ることが出来ないということで、しばらく様子を見るということで避難をしてございません。 そういう中で安慶田、松本地域の浸水状況が過去にないほど甚大であるという消防からの報告があります。そして午前5時頃に5世帯6名、それから自主避難1名の避難者を本庁地下1階の畳の間、いわゆる避難所として設けられたところでございますが、そこに避難を受け入れております。それから明け方になるにしたがいまして、浸水、土砂災害、苦情等の電話が本庁に殺到しております。 午前8時30分に避難者1世帯が市役所においでになっております。それから午前8時35分に防災無線台風情報を放送し、午前9時には災害対策本部を立ち上げております。これの構成につきましては、三役、それから議会事務局長を含めた市の部長クラスで構成されておりますが、第1回目の災害対策本部の会議を開いておりまして、消防からの報告、状況の収集をいたしておりまして、いわゆる知花地域の白川地域、それから松本地域安慶田地域、照屋地域で床上浸水がこれまでにない水位の高さがあるということが確認、報告されております。 午前10時頃には第1回目の会議を終わりまして、これから後につきましては各部、マニュアル通り防災対策本部の各部の行動にはいるわけでございます。そういうことで、各部対応ということで確認をいたしております。たとえば、消防でしたら被災地域への巡回、救助等。建設部でしたら市道のいわゆる交通の確保、これは倒木等を撤去する、そういうことの作業。総務部におきましては情報収集、市民部におきましては避難者の世話、そういうことをやっております。それから床上、床下浸水につきましては、水の引いたあとには消毒をすると、そういう作業が始められております。 それから第2回目の防災対策会議をその日の午後5時から開催いたしております。そして19時、夕方7時には災害救助法の適用について、総務の方から県の方へ電話で問い合わせをしておりまして、県としても調整をするということで解答をされておりまして、その結果、月曜日に県の職員が2名、本市に来まして、災害救助法適用についての調整を行っております。 それから被災後の対応についてでございますが、総務部の方では救助法の適用等の申請、それから避難所の指定、市民部ではゴミ収集、赤十字社からの毛布、日用品の支給等の調整等、それから被災発行等。建設部では先程申し上げた道路の樹木の片づけ、土砂崩れの地域の調査と、消防本部では救難者の救助、罹災証明の発行、被災地域の調査。経済文化部では特に農業関係の被災地域の調査等。福祉部でも同じく調査。そういうことで対応しております。それから水道局では、水道管の破裂等、そういうものの応急処置等を行ってきております。 そういうことで、災害対策本部について、現在まだ設立をされておりまして閉鎖をしておりません。事後のことも対応するということでいま動いております。 イ、については市長の方からお答えいただきます。 それから広報おきなわについてですが、これにつきましては市の職員採用試験が先だって行われたわけでございますが、市の広報が各家庭に届くのが遅かった。苦情がございます。 まず1番最初に行われたのが、消防職の8月26日の体力検査、そして第1次試験が一般職等、全ての試験でございますが、9月16日に行われておりますが、広報が以前に沖縄タイムス、琉球新報、両紙に7月29日に事前に職員採用試験の広告を出しているところでございます。それから市のインターネット、それから役所の玄関等の掲示板等にも掲載をしております。 広報おきなわについての掲載日が各家庭に届くのが遅れるということについては、お詫び申し上げますが、次年度からはもう1カ月前に広報おきなわに掲載することが出来ないかどうか考えていきたいと、このように考えております。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 おはようございます。質問事項の4番目でございます。沖縄市シルバー人材センターは昭和59年の設立以来、高齢者の就業の機会、その確保と能力を活かした活力ある地域社会づくりにこれまで貢献しております。さらに高まると予想されるシルバー人材センターへの地域の期待に応えると同時に、高齢者の様々な多様なニーズに応え、高齢者が健康と生きがいを持って暮らせるまちを築いていくということが求められているわけでございます。 しかしながら拠点となる同センターは、施設の老朽化や手狭による様々な課題を抱えており、新たな拠点施設の建設が求められております。益々増大する行政事業の中にあって、同センターの建設については、第三次沖縄市総合計画、第一次基本計画の中で建設に向けた検討を進めて参りたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○新里八十秀議長 教育部長。 ◎普久原朝健教育部長 おはようございます。台風16号に関連しての回答をいたします。浸水被害児童生徒の教科書やノートの被害はどのようにして対応したかということでございます。この台風は7日から8日の明け方にかけてすごい集中豪雨がございました。特に安慶田小学校が床上浸水したということで、1階部分のほとんどの教室が浸水しています。そういった大きな被害を受けておりますので、当然子供たちにも被害が及んだであろうということは、十分我々も承知しております。それで9月10日に各学校に対して、子供たちへのそういった被害があったかどうか調査して欲しいというようなことをお願いしております。ところが翌日の火曜日からまた台風が停滞しまして、火、水、木曜日と学校が休みの状況が続きました。そういったこともございまして、この調査がまとまったのが9月17日月曜日でございます。それから教科書販売会社の方に手配をしまして、教科書を学校の方に届けるようにということでやりましたけれども、出版者の関係もございまして、19日水曜日、それから20日木曜日の方には学校の方に届いております。そういったことでその日には子供たちに教科書の方は届いているだろうと、そのように考えております。 それからノートや文房具に関してでございますけれども、一応被災した子供たちが47名いらっしゃいます。この子供たちに対してはノート5冊、それから鉛筆を1ダースお配りしようということで、その手配も終わっております。ところがこれにつきましては、恐らく今日辺りしか学校に届かないだろうと、そのように考えております。ちなみに被災した子供たちの人数ですけれども、小学校が25名、中学校が22名でございました。 それから図書館建設についてもご質問がございました。建設予定地建設年度についてでございますけれども、いま図書館作り基本構想策定委員会がそのことについて、いろいろ検討されております。その答申が来る10月に行われる予定です。その答申を受けていろいろ計画を進めていくわけですけれども、予定地とか、建設年度については、その決定についてはかなりの時間を要するだろうと考えております。以上でございます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 5番目の市道予定地の管理についてでございます。都市計画決定された道路、つまり都市計画の網のかぶさった土地については、土地利用については一定の制限が加わります。しかし権原取得、用地取得がなされていない場合には、この土地の管理は所有者でございます。 それから6番目の市町村境界の道路整備についてでございます。沖縄市と境界を接するのは具志川市、北谷町、それから北中城村がございます。管理協定を結んで、その道路の管理区分を明確にしてる路線もございますが、そうでない路線もあります。そうでない路線の維持管理につきましては、お互い連絡を取り合いながらやっている状況にございます。しかしながら基本的には、管理協定を結んで、管理区分を明確にするのが筋でございますので、その管理協定の件について早急に準備を進めていっているところでございます。以上です。 ○新里八十秀議長 市長。 ◎仲宗根正和市長 台風16号につきましては、先程総務部長からも細かい説明がございましたが、床上の浸水が496棟、床下浸水65棟、そして家屋の全壊が3棟、半壊が2棟、一部損壊が46棟、車両・バイク等の冠水が661台。救助された方が18名、避難誘導された方が23名、そして土砂の崩れが36箇所で起こっていると。1時間に101ミリというかつて経験したことのないような集中豪雨に見舞われた結果が、こういうふうな災害を発生させているわけでございますが、河川等を見ておりますと、下流側の福地橋の基地内の方、ほとんどこれまで手つかずに放置されているのではないか。かなり土砂が溜まったり、木の倒木があったり等々で、水はけが悪い。そういう関係があって白川地域に全く考えられないような異常な水害が発生している。そして知花橋の周辺でもやはり河川が未整備のために、橋を乗り越えて水が溢れている、そういう状況ですね。 そしてまた、安慶田の方では国道330号の下の暗渠が非常に小さいということは前から指摘されている。それの改修が手つかずになっている。そういうこと等を考えました場合には、法的な解釈は別にいたしまして、天災でもあるんですが、やはり人災と言われてもこれは否定できない状況ではないのかなというふうに感じている次第でございます。 この件につきましては、いち早く国や県、そして防衛施設局にも参りまして、速やかな対処をして欲しいということを強く申し入れをして参っているところでございます。議会の方でも、また同じように強力な要請活動を展開していただいていることに対しまして、心から敬意を表する次第であります。 それから最後の中部合同庁舎の問題でございますが、ちょっと日付がぼやけておりますけれども、県の方が来年度は復帰30周年記念になるので、何とか記念事業をしたいと、その中に県立美術館の方がどうも中心的に考えられているというようなニュースがあったものですから、私は間をおかずに比嘉副知事の日程調整をいたしまして、そういうふうな30周年記念という大きな節目の年に県立美術館だけでは駄目ですよと。是非中部合同庁舎についても、その中に位置づけをして、強力に、速やかに執行ができるようにやっていただきたいと、いうことを申し入れてございます。 そしてまた、先だって18日には中部市町村会の方でも、この問題も含めて4件要請しましたけれども、私の方からは特に、この中部合同庁舎については、復帰30周年記念事業として明確な位置付けをしていただきたいということを、稲嶺県知事にも直に申し上げております。 ですからこういう申し入れをしてからそのまま黙っておくのではなくて、引き続きこれは是非、記念事業として位置付けが出来ますように、強力に取り組んで参りたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。 ○新里八十秀議長 登川重男議員。 ◆登川重男議員 1番目の災害対策本部の対応について総務部長から説明がありました。確かに予測されないこの台風の被害でありました。それが土曜、日曜というまた、役所が休みの日にかち合ってしまって、非常に役所としても対応に非常に苦労したんじゃないかとこう思います。これまでいろいろな対策本部を置かれて、一生懸命やってこられた。これについては敬意を表します。 しかし市民の間からは、この対策本部の対応の在り方が問われております。ここに安慶田、照屋両自治会から集中豪雨による浸水被害補償についての請願書が出ておりますけれども、ここにも行政からの救援の対応がないことに苛立ち、両自治会に数多くの苦情が寄せられました。というふうに、請願書にもあります。 私達市民クラブの比嘉副議長、島袋善栄議員が日曜日に、市内の被災地を廻ったときも、まず東松本自治会では区民がたくさん出て、炊き出しもやっております。2人が行きましたら、「役所は何をしているか」とお叱りを受けたそうです。私達は議員ですから、「議会は何をしているか」というようなお叱りを受けたと。こういうふうに各地で対応の在り方について非常に疑問が出ている。対策本部もまだあるということで、今後も引き続きいろんな調査をして、これに対応していかれると思うんですけれども、この対応の在り方、今回のこの台風、未曾有の浸水被害を教訓にして、対策本部としてもこれを総括して、今後の災害対策に活かしていただければとこう思いますので、そういった対策本部の在り方、そして各マニュアルに沿って各部、各課も対応の仕方をきちっと総括をして、今後のそういった災害に対する役所の心構えを是非お願いしたいと、これは答弁いりません。 それから市長も天災ではあるけれども、人災と言われても否めないと、みんな同じような認識であります。そこで国道330号の暗渠の改修、この事業は国でありますので、引き続き国会議員や県会議員も動かして、早めにこの暗渠の改修工事ができるように、強力に折衝していただきたいとこう思います。このことについても市長の決意の程をお聞かせ願いたいと思います。 それから教育委員会の対応ですけれども、調査がまとまったのが17日であると。ノートや鉛筆につきましては、書店に行きますとすぐ買えるんですけれども、この教科書は在庫があったのか、在庫がなければこれから本土の教科書メーカーに発注しないといけないと思うのですが、これはどうなっているのか。再度お答えください。 それから新図書館の建設でありますけれども、美里地域は区画整理をやったおかげで、もの凄い勢いで人口が増えてきていると、それから松本、明道、美里、東区、宮里この一帯には市の文化施設がないんですね。そういうことでこの地域も、そういった公正公平なそういった施設を配して、等しく恩恵が受けられるようにするのが行政の責務だとこう思っております。新図書館建設の用地につきましては、美里地域も是非検討に値すると思いますので、美里地域も候補地に入れて今後検討していくか、お聞かせをいただきたい。 それからシルバー人材センターの用地の進捗状況については、第三次基本計画の総合計画に入っているのは、本員も承知しております。しかし用地がなければ、建物作れないわけです。用地の取得が先決だと思うんです。この用地取得の進捗状況はどうなっているか、お尋ねいたします。 それから市道に網を被せたところがありますけれども、畑とか山林であればそれでいいと思うんですけれども、街の真ん中にあって畑もできない。建物も造れない。そういった地域については、道路に面しているところが勝手に駐車場になったり、ゴミ捨て場になっているところがあるんですよ。これは美里1丁目の吉原地内でありますけれども、それで吉原では街の真ん中ですから、畑もできないし、農薬も使えない、住宅も造れない、そういったところは特例としてフェンスを張って車も入れないように、そして草が生えたら草も刈るということの、行政としてはこれだけのことはやってもらってもいいんじゃないかなと、こう思うんです。我々が本土に行政視察に行った場合には、道路予定地としてちゃんと看板も置いて、フェンスもはって、誰も使えないようになっている。網を被せて規制をして、地主は使えないのに、草刈りとかそういった管理まで自分でさせられたら、たまった物じゃない。これは全部そうしなさいとはいいませんけれども、そういった特殊地域はこれは行政がやってもいいのではないかなと、私は思うのですが、再度お願いいたします。 それから市町村境道路につきましても、今後積極的に、沖縄市がリーダーシップを取って整備をしていただきたいなとこういうふうに思っている。これについてもお聞かせ下さい。 広報おきなわにつきましても、市民からそういった批判がないように、9月16日に試験だということになっていますが、これ7月号に載せてもいいんじゃないかなと私は思うのですけれども、これは無理でしょうか。無理であればいたしかたないのですけれども、いろんな試験等の都合があってね。しかしこれは2ヶ月間ぐらいは、そういう広報、市民に周知徹底するようにこういった重要なものは2ヶ月間くらいやってもいいんじゃないかなと思うんです。このことについても再度お答えいただきたいと思います。 それから市長、先程中部合同庁舎の建設につきましては、力強いご答弁をいただきました。これも合同庁舎がないのは中部だけなんですね。両先島もできました。南部、北部もあります。それで是非平成15年度とも言わず、来年、遅くとも平成15年度までにはこの事業が芽立ちするように、精力的に交渉していただきたい。 そして話によりますと、設計は出来ているということですけれども、その設計の中に旅券の分室が入っているか、差し支えなければ、おわかりでしたらお聞かせいただきたい。旅券分室というのは、中部の住民にとっては非常に恩恵を受けるんです。私達が外国に旅行する場合は、手続きは旅行社にやってもらうのですけれども、パスポートを受領する場合には本人が行かないといけないわけですね。そうしますと、1日は仕事も休まないといけない。時間的にも経済的にも非常に不合理な対応を迫られていると。これができると、中部の住民はそこでパスポートが取れますので、1、2時間あればできると。仕事をしている人でも1時間、2時間ぐらい時間をとってすぐできるというような恩恵を受けられますので、是非それももし入っていればいいんですけれども、入っていなければこれは是非実現していただきたいなとこういうふうに思います。以上、2回目終わります。 ○新里八十秀議長 市長。 ◎仲宗根正和市長 この台風に関連いたしましての対処すべき箇所につきましては、もうはっきりいたしておりますので、福地橋の下流側につきましては、これは防衛施設局に強く申し入れております。県と嘉手納基地とも調整をして、どこがやるかは別にして、浚渫だけは速やかにやって欲しいということで強く申し入れをいたしておりますので、これを速やかに実現できるように頑張って参りたいと思います。 あと知花橋の周辺につきましては、すでに中部土木事務所が、いろいろ用地交渉等も入っておりますので、できる限り速やかに行動を開始したいというふうな報告も受けておりますので、そのようにご理解をお願いしたい。 あと国道330号で国が管轄している暗渠の問題につきましては、下流側の方の水辺プラザにつきましては、県の部分については、平成13年度から予算はついておりますけれども、沖縄市の公園部分が平成14年度ですから、そうすると国道側の用地物件補償は、公園と県の分が入ってくるものですから、それを待っていると時間がかかると。そういうことで国の方で、最新の技術がいろいろあるわけですから、そういう技術を駆使して何とか暗渠を広げるようにやっていただきたいという申し入れもいたしておりますので、これを幸い議会の方からも各関係大臣の方にも要請活動なさるようでありますので、議会のお力添えもいただきながら、私自らもまた、関係する皆さん方に強い働きかけをして、早期実現を図っていきたいというふうに考えている次第でございます。 あと合同庁舎の問題につきましては、先程もお答えいたしましたけれども、旅券センターにつきましては、先だって県知事とも確認をいたしましたけれども、間違いなく入っております。できる限り、市民ギャラリー、それについても特段の配慮をして欲しいということで、その動きがあるということも伺っております。それを来年の30周年記念事業にのっけていただければ、間違いなく平成15年度からはスタートできますので、そういう方向でこれもまた、中部全体に影響するものですから、中部市町村会のお力も借りながら、また市議会の皆さん方のお力も借りながら、全力を挙げて取り組んで参りたいと考えておりますので、是非お任せいただきたいと思います。
    新里八十秀議長 教育部長。 ◎普久原朝健教育部長 教科書の件でございますけれども、先程私が出版会社の都合もあってというようなことを申し上げたんですが、これは取扱会社の都合もあって、19日、20日の配布になっているということでございますので、訂正お願いしたいと思います。 この教科書のストックですけれども、10日時点で教科書供給会社の方に電話しましたら、十分ありますということでした。ところが、これの発注にあたっては、具体的にどんな教科書が何冊必要なのかということがわからないと発注できないわけですから、各学校からの報告を待って、それで発注したということでございます。 それから新図書館の位置でございますけれども、まだ白紙の状態でございます。ですから市内全地域が対象であるということでございます。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 シルバー人材センターの用地取得についてでございますけれども、これにつきましても先程申し上げたとおりでございますが、沖縄市シルバー人材センターとも十分連携を取りながら、用地、そして建設に向けて努力をしていきたいと思います。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 都市計画の網の被った土地についてでございますが、これは恐らく城前センター線だと思われます。それは昭和36年に都市計画決定された道路でございまして、現在見直し対象路線になっております。そういうことで、調査をいたしまして対応をしていきたいと、そのように考えております。 それから市町村境道路につきましては、関係する市町村と協議を重ねまして、管理協定を結べるように進めていきたいと、このように考えております。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 職員採用試験広報おきなわ掲載についてでございますが、これは地方公務員試験の統一試験日の兼ね合いもありまして、十分に検討をして次年度から早めにできるかどうか、検討をしていきたいとこのように考えております。 ○新里八十秀議長 登川重男議員。 ◆登川重男議員 今度の台風の浸水箇所をよく見てみますと、やはり道路構造上の欠陥が多数見られています。今度大きな浸水被害を受けているところはすり鉢状になっているんですね。両方から道路がこうなっていて、すり鉢状になっていて、そういったところが大きな被害を受けている。東松本の桃原商店の辺り、あそこ見てみますとコープおきなわのところの交差点から、桃原商店のところに道路が下がってきて、取水口が非常に小さいんですね。あの取水口では豪雨の時は用を足さないんじゃないかなと。道路の端っこの方にわずか50センチから80センチぐらいのグレーチングしかないのじゃないか。団地の、美里コープのところからずっと下がってきてるわけですね。あの一帯からも、水がぼんぼん流れてくると。その取り付けのところの道路にもグレーチングはないというような構造上の欠陥があると見ているのですけれども。そこは区画整理で向こうは事業管理をして、県の移管になっていると思うのですよ。そうすると早急に取水口は改良していかないと、大雨のたび毎に車が水没すると。今回のように床上浸水の大きな被害は今までなかったんですけれども、大雨の時には車が水没するということは、大雨のたび毎にあるのですよ。そういうこともあって、あそこは速やかな改良が必要だと思うのですよね。この前の新聞にもあったのですけれども、あれは下からは5メートルか、3メートルぐらいの大きなボックスがある。そうすると、あれはペアーレのところのカフンジャー川よりはずっと上がっているものですから、逆流してきたとは考えられないわけです。そういうふうにしますと、あれは本当に人為的なミスだと。天災ではなく、本当に人災だと決めつけられても、返す言葉がないのじゃないかなと。 それから知花辺りもやはり、知花橋の上の方は、松本レンジの辺りは河川の改修終わっております。そうしますと、河川はもの凄く幅は大きくなっておりますが、知花橋の方というよりも、高さも低い、幅もないと。あそこでも水が溜まってしまう。下流に行きますと、市長も先程おっしゃったように、河川が全然手つかずで整備されていないと。おまけに倒木があって、それにいろんなものが木の枝とかビニールとかがひっかかって、水はけがなお悪くなるという状況。白川のポンプ場のところ行きますと、河川が弓形になっているんです。あれでは豪雨になると、まともにそこの前の人家にぶつかってくるというような状況です。これは行政を預かる市長の最優先課題として、この解決をしていただかないと今後もこういった災害が起こるのは目に見えていますので、是非それはお願いしておきたいと。 建設部長、登川の小浜養蜂場、あそこも両側から水が流れてくると。そして区画整理地域からも流れてくると。そしてあそこもすり鉢状になっていると。そういったところは再点検をして、改良すべきであれば早めに改良すると。これは国道、県道というのがありますから、これは市では出来ませんけれども。しかし被害を受けるのは我々沖縄市民ですから、これはうんと強力な政治折衝が必要だと思うんです。 今後そういった松本団地、私が今指摘しました構造上の問題、これに欠陥がないか、そして今後の対応策を要望して私の一般質問を終わります。 ○新里八十秀議長 以上で登川重男議員一般質問を終わります。江洲眞吉議員。 ◆江洲眞吉議員 おはようございます。台風16号による被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。では、一般質問をさせていただきます。 まず浸水被害、先程市長が床上浸水496、床下が65、車両661、こういう報告がありました。それで被害総額はどうなっているのか。全て含めて合計で、トータルはどういう予想ででているのか。 さらに河川氾濫を解決するように、12月議会で訴えてきたんです。これは安慶田4丁目、2000年11月9日、夕方から降り出した大雨がありました。比謝川河川が氾濫しました。安慶田、照屋地域で家屋の床上浸水が、このときも100世帯以上あったんです。自動車も、これは相当、新車を買って使用不能という状況の結果がありました。私もこの時、夕方でしたから、ある方から携帯電話に入りまして、飛んでいきました。飛んでいきましたら2丁目、もう床上浸水で西平宅が相当の床上でした。一帯へいったら全部全てが床上、100世帯ぐらいあったんですね。そのことを私は12月議会できちんと申し上げたんです。役所に総務部長、当時は池原部長だと思います。と地域の皆さん4名と一緒に行きまして、解決の策を申し入れしました。その時の総務部長のお話では、きちんと調査をして解決をしていきたいというお話だったんです。泣く泣く地域市民が車両の新車もありますし、4月にも車両の不能がでた。連続2回であったものですから、きちんとした調査をして欲しいというお話ししまして、市当局の皆さんとしては、きちっと調査をするという方向でした。安慶田2丁目、4丁目の調査結果はどこの業者に頼んで、どういう結果が出たのかということをまず1点、お伺いをしたいと思っています。 先程市長が貴重な答弁をなさっていました。これは人災でもあるというお話です。これは人災ではないかということが書いてますけれど、人災となると私はこれは、市当局側も車両の弁償だよということを、新車を持っていた方は4月、11月と今回、3台連続ですから、相当の損害を受けているわけですから、人災となると市当局もそれなりのこういう対応を攻められてくると。場合によっては弁償もありうるという考えになって来るんですね。それについては、市当局側の補償については、万全であるのか。また被災総額に対しての皆さんの見舞金というのはきちんと万全なのか。補償額もそれでいいのかという点も、私はお伺いしたいと思っております。 もう1点。この1所帯、安慶田2丁目の方にお伺いしましたら、この方は機械を買っていて1,000万円近くの機械を買っているんです。これは不能になっている。使えない。こういう物が作れない。手で作っている。非常に売り上げも少なくなって、自動車も3台、4台も使えないという状況です。こういう方々に対しては、どういう補償の仕方があるのかというのを、明解にこれを教えてあげないと、たいへん路頭に迷って困ってらっしゃるんです。私は市独自として、こういう基金なりを作って150万円なら貸すとか、あるいは貸し付けがあるとか。100万円なら貸しましょうとか。あるいは被害額に応じていくら貸すとか、そういうことを本土では、名古屋市ではちゃんとやっているんです。このへんの状況を我が市としてはどう対応なさるのか。考えているのか。また今後どう考えられるかについてもお伺いさせていただきたいと思います。 2番目に行きます。大学院大学の誘致について、今日の琉球新報の1面でしたか、琉球新報で市長含めて、中部市町村会長の長を中心にして、皆さんが稲嶺県知事にお会いしまして、中部に是非ともこの大学院大学を誘致したいという要請をされています。新聞に載っておりました。これについても、沖縄担当大臣の尾身大臣が、非常に沖縄市の、ニュアンスのあるような、こういう発言があるんですね。この世界のノーベル賞を受賞できるようなメンバーを200名ぐらい沖縄に集めてくるという提言がありました。これを拡充して広げていくという中で、この場所としては各市町村、糸満市から名護市まで離島、宮古まで全部手を挙げています。この中で、私も注目して読んだんですけれども、この沖縄市をニュアンスする言葉に、基地内の皆さんが大学院大学に通学される。学びに来る。この子どもさん達が基地内のアメリカンスクールに通うということが条件になってくるみたいに、こういうことのコメントがあるんです。そうなってくると、沖縄市、北谷町、嘉手納町という方向になってくるんです。これを我々は市長としても手を挙げて、市長、村長、中部いろいろあると思うんですけれども、具志川市も先日手を挙げまして、新聞に載っていました。具志川市の知念市長は具志川市へという方向で、地域含めて誘致合戦を先頭切って頑張りたいという内容でした。我が市も市長、我々中心に、また市長が先頭になっていただいて、この大学院大学を是非とも沖縄市に誘致をして欲しいと。場所としては2月に福祉棟が保健所、美里に移ります。もう完成間近です。この保健所跡、もしくは瑞慶覧のライカム向かい側のSACOで今度返還になる、あの地域を地主と相談しあって、役所が買ってもいいんじゃないかなと思っていますね。土地を購入していただいて。その場所に誘致をという方向で出来ないものかについてお伺いをします。 もう1点、沖縄国際大学。私も最後の沖縄国際大学の出身です。あの時には桃原に大学はありましたから、非常に活性化しておりまして多くの人材が集まり、また多くの人材としていま巣立っています。そして非常に活性化して、あの地域がもの凄い経済効果から、人材の輩出から、相当の地域であったと思っています。最近では通ってみても静かだなと、食堂もなくなって、アパートも少なくなったなと。人材どうかなというふうに、そういう気で見ています。これはもう一度山内に移る予定が、宜野湾市の方に持って行かれてしまっておりますからね。それについてはもう一度、この沖縄市にキャンパスを誘致できないか。これも山里の今、ライカムの向かい側の土地であれば可能性出てくる。ちょうど今、沖縄国際大学が情報学部の学部を作りたいという方向で、話が来ております。市長は前回、私の質問に対して、学長お会いしたいという話をやりました。これがどうなっているのか。 そして沖縄市は将来、文教の都市にした方がいいのか、大学であれば当然、多くの大学あった方がいいわけですから。沖縄国際大学、あるいは大学院大学、あるいは中部圏大学含めてたくさんあった方がいいと思っています。それについて、市の方針、考え方としてはどういう考えでいくのか。お伺いさせていただきます。 次に、四番目に日米安保条約については、非常に50年間の市民負担があるので、外務省の田中真紀子外務大臣がサンフランシスコへ行って、安保50年式典でアメリカの国務長官とお会いしているんです。この沖縄の嘉手納基地含めて、沖縄の基地を含めてこういう県民負担を軽くしたいという話し合いをやっているんです。安保が出来て50年。県民の負担軽減を軽くしたいと。これを私は見るたびに間違っていると、県民ではあるんですけれども、嘉手納基地はどこにありますかと。沖縄市なんですね。沖縄市にこれは負担が大きいのです。だから県民と言わずに、市民に負担をかけすぎているという言葉を付け加えないと私はいけないんじゃないかなと思っております。 今後、県の方針、基地問題に対して、県民負担というカッコの中に、特に嘉手納基地のある沖縄市の皆さんに負担が多すぎるということを書くべきだと、知事含めてそういうことをやった方がいいと思うんですね。そう思います。 さらに2番目にいきます。沖縄振興新法の沖縄市の内容を説明して下さい。ポスト第三次振計、いよいよ県知事は沖縄振興新法を作っていこうという方針で、来年からこれをしっかりやっていくという方針で案が出来上がっていますね。これは分厚い案で、私も説明を2時間余り聞きました。いろいろなことが書いています。それで1番沖縄県に基地がある。沖縄市に基地がある。この沖縄県を発展させたい。この沖縄市を発展させたいということで、振興新法は作ったはずです。沖縄市にはどういう振興策が出ているのか、どういう内容の、沖縄市を発展させようと、沖縄市を豊かにしようとか。沖縄市の問題というのはどこにどういう内容があるのか。これをお聞かせ下さい。 次に、3番目は今後の嘉手納基地は続くか。今後嘉手納基地というのは続くのか。この田中真紀子外務大臣があるんですね。米国の長官と話した中で、続くと。あと50年間続くんじゃないかという。こういう形の話し合いをやっているんです。それで我が市の当局としては、このコメントを含めてどのように考えているのか。どういうことを考えて、またどうしようと考えているのかについてお伺いいたします。 次に水辺プラザいきます。この水辺プラザにつきましては、平成13年度沖縄市の国関連の事業、国の事業というのはどういうのがあったのか。この沖縄市に対してどういう国の予算がおりたのか。また新規事業があったのか。平成13年度。これは残念ながらおっしゃるとおり1本だけです。那覇市を見に行きましたら、10何本かあるんですね。新規、継続含めて14本ぐらいあったんです。沖縄市はこんなに基地がある中でただ1本、水辺プラザだけ新規事業で平成13年度スタートしています。予算が今回から県についています、これは。 これについても平成14年度、国に行きましてお聞きしましたら、この沖縄市の顔として銀天街の向かい側の方に、国道330号おっしゃった。きちんと解決すべき市長、頑張って下さい。一緒に頑張りましょう。解決していただいて、後ろ側の方に約30億円、きちっと予算ついて沖縄市の顔にする。そこを広げて、30メートルから50メートル近く広げて、農連の近くまで水辺を作って、そして子供さんやらあるいはお年寄りの皆さんが健康で歩いていく。そして健康作りしていく。こういうことを沖縄市の新しい顔を作ろうと考えています。これ1本だけですね。それについて私は非常に、もう一歩、那覇市の30万人口で14本あるんだったら、沖縄市は6本か7本あるべきです。それを市当局側は国にどういう案を出して、どういう交渉をして、どういうことを引っぱり出そうとやっているのか、ということをもっともっと当然会ってあたるべきじゃないかと思うんですね。継続事業では、ここの向かい側に作っている室川団地、あれがあるんですね。これについてお伺いいたします。 次にセンター公園については何回か質疑、質問もさせていただきまして、去年の夏休みに嘉間良の在住です。親戚の中学生がセンター公園の近くを通ったら、ある若い人に引っ張り込まれてしまいまして、3名です。脇腹を蹴られて、展望台に連れていかれて、鼻も蹴られて出血して、中部病院に運ばれているんですね。これはもちろん、沖縄署に届けています。そういう事件、聞いてみましたら首吊り自殺があり、あるいは婦女暴行未遂の事件が多発している。こういう公園を早めに、これは市民の安全、あるいは憩いの場にするためにきちんとこれは解決をしていくべきであるということを、うちの親戚は強く要請、要望があるんですね。それで国の予算が入って終わってしまったからということじゃなくて、きちんとやって欲しいんです。署名が500人分届いてきました。ちゃんと印鑑押して、こうあります。1日も早くやってほしいという方向ですね。時間があったら今読みましょうかね。 センター公園の抜本的整備に関する嘆願。公園は安全で憩いの場であるべきです。センター公園は長い期間、浮浪者が公園を占有し、市民がセンター公園に入れない状態にあります。これは学校の教育委員の皆さんからも学校長にはきちんと話し合いをして、対処はしてあると思います。行かない方向でやって下さいということだと思います。周辺の道路は通学路にもなっており、父母や市民からも危険だとの声が相ついでいます。その通りです。安全で憩いの場、健康作りの場、子供が安心して遊べる公園にするために抜本的な整備をするように、署名を添えて強く要請します。500名集まってきています。1.責任を持って浮浪者を退去させること。現在5、6名の方が常住といいますか、ずっとここに10年間いらっしゃいます。2.管理体制、警備体制を強化して欲しい。3.老朽化した展望台、トイレ等、水道施設等を撤去して、もう一度市民が来やすい場所、市民の目が届く場所、あるいは行きやすい場所という方向に考えて欲しい。4.樹木を伐採して公園を明るくする。非常に木が生い茂って真っ暗なんですね。外から見えない。内から見えても、外から全く見えない。人がいるかいないかも全くわからん。事件があってもわからないという状況ですね。5.救急車が入れる道路を作ること。これにつきましてはパトカーが、私達も行きましてですね、逮捕しに行くということで呼んで行ったら、現行犯でないとつかめないという方向でありました。それでパトカーとしても警察としてもこれはちゃんと救急車、あるいはパトカーが入れるようにやって欲しいという、逆に警察官からもお話、要請が来ております。そういうことを要請、要望を入れまして、500名近く集まっております。あと500名来る予定になっておりますから、これを市当局の皆さんに検討いただいて、1日も早くやっていただきますように要望いたします。これはまた後であげましょうね。 次に越来グスクにつきましても、これは教育委員会の皆さんに何回も質疑し、質問しやってきたんです。平成14年度の概算要求予算で県は何をあげてきてるかというと、文化です。首里城、あるいは中城城、勝連城、座喜味城。ああいうことで国の予算を入れて、全部もっと整備したい、キレイにしたいということを明快に言っているんですね。沖縄市はどこをやるかとなったら、越来グスクというのは非常に尚泰久王が住まれた居城なんですね。越来王子として。これから国の尚泰久王として、国王になっていくんですね。こういう大事な歴史があるんです。この歴史ある場所が現在、残念ながら城壁がない。全部はがれてしまって、県道に持っていって、石にして、軍道、道に使ってしまった。何も残っていない。というのをこのまま黙って終わりですという方向で、終わってもいいものなのかということを、私は思うんです。 だから教育委員会が、これがもし時間、あるいはきちんとした調査方法が大変厳しいものであれば、閉めたのであれば、終わったんであれば、経済文化部というのが経済、文化まで扱って機構改革したわけですから、文化は経済に関係あるということでやったんですから、そこでしっかり立ち上げは出来ないかどうかを、皆さんは市当局は考えるべきなんですね。本当に考えたかどうか。どう思ってしているのか。市民にこの50年前の戦争の前の写真が安慶田から見つかってきました。50年前のグスク見えますよ。ちゃんと入っている。越来グスク、コザ十字路、安慶田、室川このへんです。あるんですよ。出てきました。50年前の。今まで何もなかったからどうしようもない。 そういうことを経済文化部としては、市民の要望に答えて立ち上げて欲しいんです。というのは、11月にこれも同じ県予算で中城城のまつり、あるいは勝連城まつり、座喜味城まつり、この3つで立ち上げていくんですよ。沖縄市は何もない。そういうことをどうするかということを考えていかないと、どんどん遅れてしまう。寂れてしまう。沖縄文化が。そういうことをしっかり経済文化部長、答弁お願いいたします。 これを水辺プラザから、越来グスクはすぐ上ですから、そして知花城趾までずっとつないで、知花城趾は非常に有名なウフウニグシクが居住をしていた。ここまで整備をして、あの越来城趾も当然、知花城趾も整備入れて、きれいにしてこの一帯を文化で立ち上げていけば、沖縄市は下の方は文化でいける。新しいまちづくり、新しい顔、素晴らしい顔を作っていくんです。そういうことを私は考えているんです。そういうことを前回も話をし、質問しました。市当局側のキャッチボールじゃなくて、明快なる答弁をして、市発展のためにちゃんとした答弁をやってほしいということを要請しまして、第1回目を終わります。 ○新里八十秀議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時17分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時34分) ○新里八十秀議長 再開いたします。 市長。 ◎仲宗根正和市長 今回の台風災害につきまして、事前に行政的の立場で手を打つべきものがあったけれども、それが十分ではなかったということからすると、人災と言われても仕方がないなというのが私の考え方でございまして、人災だとは言っていません。細かい法律的な判断もございますので、そのへんはわかりませんけれども、そういうふうに非難されても仕方がないなという気持ちであるということは、是非誤解がないようにしていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 浸水被害の1の7番目の被害額に対する対応はどのようにしているかでございますが、まず沖縄市見舞金要綱というのがございまして、これをいち早く改正いたしまして、これまで2名世帯まで7,000円を3万円に、それから3名以上世帯につきまして1万円を5万円に上げまして、去る週の金曜、土曜日で、9月14日、15日で、職員約100名ほど動員いたしまして、被害を受けられた方々への見舞金を支給いたしております。これにつきましては床上浸水、それから家屋の倒壊等でございます。 それからそれ以外につきましては、下水道料金の減免を9月分につきましては免除を受けられますと、それから市民税の徴収猶予等、それからその他の機関から、支社協の災害援護資金の貸し付け、市町村組合からの災害援護資金貸付制度、そういう諸々がありますので、いろいろな支援策を講じていきたいとこのように考えております。 それから災害賠償についてのご質問がございましたが、河川管理に瑕疵があったということで、国家賠償法第2条でもって、河川管理者に対しての損害賠償請求事例がございますが、これにつきましては、最近の最高裁の判例といたしましては、これを容易に賠償を認めないと、そういう状況が現状のようでございます。 ○新里八十秀議長 企画部長。 ◎池原清企画部長 大学院大学の誘致についてでございますけれども、これにつきましては議員もご案内のとおり、本市におきましては中部広域県立大学ということで、これの創立に向けて、鋭意取り組んでおる状況でございます。そういう中で議員もおっしゃっておられますように、大学院大学の環境としましては、確かに中部は非常に適しているだろうという観点もありまして、中部市町村会として要請活動もしております。ですが、そういった中部県立大学校のまず実現に全力を挙げながら、そういった設置の過程で大学院大学の状況も見極めながら、これは対処していくべきであろうというのが本市のスタンスでございます。 次に、沖縄国際大学のキャンパス誘致の件についてでございますが、これは先般6月25日でございましたけれども、波平学長さん始め、学部長、理事の方々が市長に要請に参ったわけです。その要請の内容というのが、産業情報学部を新たに新設するということで、これにつきましては多額の費用を要するということで、是非財政的なご支援をお願いしたいという要請の内容でございました。これにつきましては、一市単独で検討するというよりは、中部市町村会としてどうするかということで、中部市町村会にも要請があったものですから、そこで検討を重ねてきているわけなんですが、先般その結論がでまして、中部市町村会としては、その国際大学が果たす役割というのは十分評価しながらも、現下の各市町村の財政情況を見ると財政的な支援は極めて困難であるという、回答をしているというのが実状でございます。 次に、日米安保の件で50年間の市民負担ということでございます。これにつきましては、議員もおっしゃっておられるんですが、嘉手納飛行場という極東最大の基地を抱えている本市をはじめとする中部でございます。そういったことからしますと、現在でも市域の約36パーセントが米軍基地に占められておるわけでございます。そういった関係から本市における社会、そして経済状況に及ぼす影響はいろいろとでておると思います。例えば経済状況からしますと、米軍人等の消費支出、それから軍雇用員、それから軍用地料等々、そういったものがでておりますし、それから社会的には最近特に問題になっております、米軍人の犯罪、それから事件・事故、そういったことがありまして、多大な負担を強いられているというのもまた事実だろうということでございます。 それから都市計画をする上でも交通体系だとか、そういった意味でのやはり一定の制約条件はでているということが言えるだろうと思います。そこで本市の方としても議員もご案内のとおり、基本構想等におきましても嘉手納基地をいわゆる国際空港化、そういったものに向けても、やはり検討すべきであろうということを打ち出しておりますし、さらに国際の軸として、嘉手納第2ゲートから県道25線を通って中城湾港にいたる国際の軸として整備していくというようなことも計画の中でも考えているところでございます。 それからいわゆる沖縄振興新法の中で、沖縄市の内容ということでございます。これはもちろんその前に、いわゆるポスト第三次振興計画、新しい振興計画、それが基本的な方向性が出されておるわけですが、その中におきまして特に沖縄市と関連しますのは、観光リゾート産業の振興ということで、いわゆる都市型リゾート施設を拡充強化して、人と情報の交流ゾーンの形成を推進するというのが謳われておりますし、そういったことからしますと、特にまた触れられているのはエイサー等の伝統芸能が異文化を融合して生まれた、いわゆるオキナワン・ミュージックを活用した観光振興の取り組みを促進するというようなことが謳われております。 それから情報通信関連産業の振興ということで、いわゆるブロードバンド通信基盤の整備、高速・大容量・低コストの通信基盤の整備ということが謳われております。 それから次に中城湾港振興地区を中心にした特別自由貿易地域制度を活用した企業立地の促進、そして加工交易方産業の拠点形成を推進する、そういうようなことを併せまして、いわゆるフリートレードゾーン(FTZ)の国際競争力の強化を図るために、制度の拡充を促進するというようなことが、この新しい新振計の中で謳われて、本市の方とも大きな関連がございます。 それから次に、今後の嘉手納基地は続くかということでございますけれども、これにつきましてはいわゆる国家間のことでございまして、こちらの方としてこれに対していつどうなるかということはちょっと答えられる状況にございませんことをご理解賜りたいと存じます。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 浸水被害の件でございますけれども、経済部関係の農作物等についてでございます。被害総額といたしまして約2億3,341万9,000円を出しております。その中身は農作物被害が2,500万円、それから施設被害といたしまして畜産の牛舎、堆肥舎等々がございます。それから法面崩壊が約2億円ぐらいではないのかなというふうに思っております。現時点では1次被害の状況でございまして、2次被害は現在調査中でございます。それから商工関係で大きいものが約4,000万円ぐらいの被害の報告を受けております。 災害救助法の適用による一般災害の援助措置ということで、何か制度がないかということでしたけれども、商工組合中央金庫の災害復旧貸付事業がございまして、その中には個人、法人問わず金利は長期プライムレートでございます。上限は特にございませんけれども、災害について通常の融資よりは早急に、迅速に対応できる制度がございます。以上でございます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 水辺プラザにつきまして、ご案内の通りでございまして、平成13年度に県の河川整備が事業着手されております。やがて用地取得や物件補償に入るものだと思っております。 それから市の公園計画については、平成14年度の事業着手予定でございまして、今その準備を進めているところでございます。 それからセンター公園の整備につきましては、共用開始後20年以上経過している公園については、リニューアルによる整備を検討しているところでございます。ですからセンター公園もその一つでございますので、今後検討していきたいということでございます。それから見通しの悪いというところがございますが、これについては樹木の剪定、あるいは間引き等をいま検討しております。そういうことでよろしくお願いいたします。 ○新里八十秀議長 教育部長。 ◎普久原朝健教育部長 それでは越来グスクと知花城趾についてお答えいたします。越来グスクについてはこれまでも再三に渡っていろいろご質問ございましたけれども、教育委員会としての関わりは薄いというような状況にあります。このへんのところを一つ、ご理解をお願いしたいと思います。 それから知花グスクでございますけれども、知花グスクに関しましてはあの景観、いっぱい植物が生えていて、動物もかなり密度の高い状況であるというようなことで、記念物的な立場からすると保存すべき場所です。それと知花、松本、池原、登川のウガンジュ(御願所)といいますか、聖地でございます。そういったこともございまして、ここはそういった自然景観を活かした公園整備、これを進めるべきであろうとそのように考えております。以上でございます。 ○新里八十秀議長 江洲眞吉議員。 ◆江洲眞吉議員 2回目にいきます。日米の50周年ということで田中外務大臣が米国に行かれていますね。それで私は最近いつも考えていることは、県民負担、県民負担ということをとっても言うんですね。日本という国は世界でとっても日米安保のお陰様でとても栄えてきたと、世界でもトップクラスで1番か、2番の大金持ちになったと、こういうことを識者始め、皆さんおっしゃるんですね。自信持っておっしゃっています。この日米安保で日本は栄えた。こういう軍事は全部アメリカがやっていただいたという認識を持っています。栄えてありがたいと。今後も続けていきたいと、こういう国益の考えが根本にあるんですね。この日米安保の現場はどこかというと、現場はこれは日米地位協定のあるところは沖縄県なんです。沖縄市なんです。こういう事件・事故が多いところ、こういう何条かに渡って琉球新報の新垣さんか松本さんが書いてまとめて下さったんですね。非常にわかりやすい。いかに沖縄市の基地の周辺に汚染の問題も解決できない、基地内に入れない、調査ができない、事件・事故起こしても起訴前は逮捕もできない、現場逮捕もできない。と様々な、相当の被害を沖縄市民に与えているんですね。相当与えている。これは東京ではないんです、福岡でもないんです。沖縄市にある。ところが日本が栄える、東京が栄える、大阪が栄える、日本本土が栄えるというふうに、こういう構造、考え方を改めて、一番負担をしているところに国は人的支援、財源的支援含めて様々な事業含めて、しっかりと沖縄市が発展する方向でいかなければいけないと思うんですね。そうしないと絶対いけない。今回のニューヨークの大事件、テロ事件。テロは絶対許してはなりません。私も大反対です。だけれども、嘉手納基地においても、日本国の横田基地始め、多くの基地が非常にこういうテロの攻撃にあうんじゃないかなということで、マスコミも今、発表をしています。その中でうちも沖縄市に基地があるわけですから、そういう面ではきちんと市当局の皆さんは、こういう状況を踏まえながら、いかに沖縄市の方にこういう災害含めて、様々なことが、負担があるかということを強く申し上げて、私は日米安保の栄えは日本ではなくて、この沖縄市が栄えないといけないという信念で生きているんです。そうならんといかんと思っています。そういう意味で市当局の皆さんも、これは国で強く申し上げていかないといけないと思うんですよ。そうせんと健康保険関係でも日本の全国の市で一番の低所得は沖縄市なんですね。健康保険料の未払いが一番多い。低所得というのは健康保険から見たらわかるんです。この所得に応じて支払いするからわかるんですよ。こういう困窮な状況にある。これは一体全体どうするかという考えになった場合には、やはりこういう基地経済がうまくいかない。結局人口が基地内にいる。向こうにもいる。経済はうまくいかない。ドルも安くなった。人口は溢れている。軍雇用員は4万人クビになっている。市民は溢れる。こういう失業が14パーセント、いいですか20パーセントいっている。本土では5パーセントで大騒ぎ、本当大変。たったの5パーセントで本土大騒ぎですよ。こっちは15から20パーセントですよ。革命起こりますよ。そういう意味ではこういう考え方で、国に遠慮なく堂々と、強くやっぱり申し上げないといけないと思うんです。企画部長、答弁をお願いします。 台風16号、本当に大変な被害がでました。それで、さっきの答弁の中でも安慶田4丁目は愛の星保育園、そこにはメゾン安慶田等々、新垣病院と周辺含めて人口が増えてきたんです。それで、その原因は分かっているんです。先程調査の結果、発表しなかったですけれども、皆さん調査した会社あるはずです。もう1回聞きます。調査した会社なんというか、教えてほしいんです。それでこれはコの字型になっております。これも署名運動がありまして、150名隣近所集めてきたんです。これは台風がくる前。台風が来たらやられる。1時間50ミリあったら完全にこっちは溢れるというのはわかっているんですか、皆さんは。台風来る前から、1カ月前からこれ集めていたんです、私預かっていました。これを皆さんに機会を見つけてきちんと申し入れをして、何が原因なのか。明快にこういうことを申し上げるはずなんですよ。原因について。きちんとこの原因に応じて、皆さんは調査を、現場来て、住民立ち会いの元、私も河川沿いにいるんです。すぐ側です。私は隣が溢れているんですから。声かければ行きますよ。1分かかりません。10秒で行きます。こういう地域で、原因も申し上げてきている。大体わかっている。なぜそれができないかということです。なんでできないか。まだ市民に被害を与えて、またこの財産を失わせる。100万円ですよ。新車失った。100万円です。これは誰が払うんですか。天災であればこれは払わないでいいですよ。人災の可能性あるんだったら、皆さんこれは相当考えて、どうするか考えないといかんと思いますよ。ということを含めて私はこれはこれ以上市民に被害を与えたり、苦しみを与えちゃいけないと思うんですよ。この問題で、雨の問題で。あるいは台風の問題で。これは初めてのことじゃない、3回目です。次になったら私住めなくなります、追い払われてしまう。この地域の皆さんに。市長、台風16号はたいへんな被害でした。皆さんもどんどん続くと思うんですけれど、私は夜中の4時に仲宗根さんという方から電話ありました。土曜日で風がぼんぼん吹いています、30メートル越えていますでしょう。その時に4時に電話ありまして、うちのメゾン安慶田周辺が1メートル70センチぐらい溢れている、車がぷかぷか浮いて流れてくる。河川を巻き込んで流れてきている。そして床上浸水。来てほしい、見てほしいと。午前4時に電話がありましたよ。すぐ着替えて行きました。現場についたら大騒ぎ、4時半近くなっていましたね。歩けない、向こうのアパートにいけない。遠回りでしか行けないんですね。こういう実態で、もう新車買った皆さんは泣いているんです。もうそこからアパート見ている、大変だ、大変だして。こういう状況で50名の皆さんが集まってきたんです。私はもうすぐに午前4時半、役所に電話入れました。普久原さん、担当の方がいました。大至急、これは安慶田4丁目付近、2丁目あの一帯、国道330号付近においてはもっと溢れている。100世帯ですよと電話入れましたよ。わかったとこう言っていました。大至急、市三役含めて集めていただいて、対応しないといかないよとこう言ったんですよ。市民の皆さんは50名集まっているんです、50名で役所に来たんです。抗議申し入れに、NHKが来ていました。撮していましたよ、我々を。で、行ったんです。助役でしたか、助役にも申し入れをしました。これを解決してほしいと、3回目、4回目ですよと。3台、4台、こういう皆さんです。もう何百万円です。ということを、解決すればできないことじゃない。そんなに難しいことじゃないと思っていますよ。できますよ、これはやろうと思ったら。そういうことでこれは資料です。 4時30分に私行きました。8時30分にロビーで集まって、50名のうち、20名が来ておりました。20名で市長に申し入れをしまして、解決してほしいと、市民の声です。私の声じゃなくて、市民の声。行っていただいて、三役の皆さんが対応したのは9時です。対応しました。皆さんが安慶田の皆さんからは市長は何もしていないといった話がありますけれども、ちゃんと9時に来て、対応も受けています。対応しました。対策本部設けて、対応したと思いますね。市長は安慶田4丁目まで来たと思うんです。きちんと対応やっていました。これは評価するんですね。そういうことで、もう一度この業者をきちんとやるんだったら、明快にやるというふうにやってほしいんです。2回目終わります。 ○新里八十秀議長 答弁求めます。 企画部長。 ◎池原清企画部長 基地に関連する振興策ということでございます。これにつきましてはこれまでも本市の置かれている状況を国に訴えて、要請をして参っているわけでございますけれども、やはり今後とも議員がおっしゃっておりますように、沖縄市が戦後、ずっと背負ってきた状況等をさらに訴えながら、あらゆる振興策にむけての要請活動を展開して参りたいと考えております。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 国道330号、ボックスから上流側、これは安慶田排水と言っておりますが、これについては市の管理でございますので、今、その施行当時と街の形態とか都市利用形態がだいぶ変化しておりますので、その容量があるかどうか、排水路断面の容量があるかどうか、その調査を検討いたしております。それでその委託業務を10月頃発注して、その容量検討、あるいは断面検討などもやっていきたいと、いま考えております。 ○新里八十秀議長 江洲眞吉議員。 ◆江洲眞吉議員 越来グスクですね、教育員会が無理であれば、このコザ市誌、何回か読んでみました。この1ページに、開けたらすぐに載っているのが越来グスクなんですね。具志堅さんという画伯がしっかりと聞いて資料を集めてきて、書いているんですよ。これを私は模型なり、立ち上げできると思うんですよ。これを経済部で、教育委員会が無理なら経済文化部経済文化部無理なら隣の建設部に相談してもらって、公園を立ち上げてほしいんです。以上要望いたします。 ○新里八十秀議長 以上で江洲眞吉議員の一般質問を終わります。休憩いたします。  休 憩 (午前11時59分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○新里八十秀議長 再開いたします。午前に引き続き、一般質問を行います。 島袋善栄議員。 ◆島袋善栄議員 それでは一般質問をさせていただきたいと思います。1番目、台風16号による被害について。まず初めに台風16号により被害を受けられた市民の皆さん方にお見舞いの言葉を申し上げます。私は今回のような被害を出させないために、11カ年間訴え続けてきました。しかし、遅々として進展がなく、今回の大災害になったわけですが、予想されたことであり、誠に残念であります。喉元過ぎれば熱さ忘れることがないように、この際徹底的に原因を究明し、しかるべき対策を取らねばならないと思います。また被災者に対する救済も同時に考えなければならないと思いますが、まず以下の質問にお答えください。イ.被災者に対する救済方法を検討していますか。もし当局に今回適用した災害救助法以外に、何らかの救済方法がありましたら教えてください。ロ.二度とこのような被害をださないために、どのような対策、そして行動を考えていますか。教えてください。 2番目、松くい虫対策について。我が沖縄市は松くい虫被害木が広範囲に及んでいますが、私は平成13年度の予算委員会や3月定例会、6月定例会と防除の強化を訴えてきましたが、その甲斐全くなく、蔓延の一途であります。特に市の公園、すなわち知花馬場公園たるや目を覆うばかりです。莫大な資金を投入したのに、効果が全然出ていない。防除の仕方で問題はなかったか。今一度再点検をしてみるべきと思うが、どう考えておられるのかお答えをお願いします。 3番目、東部海浜開発への消防署の設置について。この消防署の設置については多くの議員からも質問がありましたし、当局も設置する計画があるということですが、その進捗状況を教えてください。 去る台風16号時の消防隊員の健闘ぶりを見て感動いたしました。大変ご苦労様でした。あの光景を見ていると、人口の多い東部地域に消防署の設置を急がねばならないなと感じました。人命救助が第一です。そのためにはまた装具の充実も急務と感じましたが、当局はどのように考えていらっしゃるのか、お答えの程お願いいたします。 4番目、給食センターの残飯処理について。各学校毎に学校給食の生徒の食べ残した残飯処理に困っていると聞いておりますが、教育委員会として処理方法を考えておりますか。教えてください。 5番目、知花城跡周辺の公園計画について。今日、沖縄市に知花以外に広大な樹木が残っているところはありません。特にこの一帯はまだ業者による乱開発もなくて、今のうちに何らかの保護策の手を打っておかないと、将来取り返しのつかない悔いを残すと思いますが、当局はどのように考えておられるのか、お答えの程をお願いします。 6番目、知花地域に工芸の村を。知花には知花花織を初め、多くの工房がありますが、将来は工芸の村建設を考えるべきと思いますが、当局にその構想がありますか。もしありましたら教えてください。 7番目、池原の美池自練横、すなわち弾薬輸送道路の植樹の件ですが、今回の一般会計補正予算2号で予算を計上していただきましたが、木の種類は何ですか。どういう木を植樹する計画か。樹木に制限はないか、教えてください。またいつ頃から植樹する計画であるのか、教えてください。1回目を終わります。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 台風16号による災害について、まず当局の災害対策についてでございますが、これにつきましては午前中、冒頭の登川重男議員にお答えいたしました対策本部の対策について、詳しくご説明申し上げましたので割愛させていただきたいと思います。 それから今後二度とこのような被害をださないために、どのような対策を講ずるかの考えでございますが、市長も申し上げましたように比謝川河川、それから米軍基地内の浚渫、それから国道330号の暗渠改修工事につきまして、県、総合事務局、それから那覇防衛施設局に対しまして、今後とも強力に全市をあげて要請をして参りたいとこのように考えております。 ○新里八十秀議長 休憩いたします。  休 憩 (午後2時08分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時11分) ○新里八十秀議長 再開いたします。 市民部長。 ◎名嘉真祐治市民部長 台風16号による災害についての罹災者に対する救済方法でございますが、これについては議員ご承知の通り、市独自の救済方法といたしましては見舞金を支給してございます。これは当初365世帯の該当世帯がございまして、19日までに302世帯やってございます。それから2次分といたしまして72件ございまして、都合437世帯に対する見舞金支給してございます。ただ国に対しまして、国による救済ができないかということでございますが、関係法令等ございますが、この中にも法律の救済というのは、どうも実効性がないような、と言いますか内容が、例えば貸付金制度にしましても金利3パーセントとか、そういうのがございますので、その法定、法律による救済ではなくて、こういう災害救助法適用されましたので、国、県に対しましてはそれ以外の方法でもって、そういう要請すべきであるとそういうふうに考えております。以上です。 ○新里八十秀議長 消防長。 ◎内間安彦消防長 島袋善栄議員の質問にお答えをいたします。この件につきましては、多くの議員諸賢からいろいろとご質問いただきまして、私共も一刻でも早く同地域に消防庁舎を作りたいと考えております。同地域の10自治会で、平成13年3月現在で人口が3万5,000人余り、世帯数にいたしまして1万1,000世帯ということで、年々増加をいたしております。この人口規模からいたしますと、一つの市町村の規模をほぼ構成しているというふうになっております。また同地域には中城湾港関係、それから工場や大型店舗、病院等、それから県運動公園がございます。それと関連いたしまして、レジャー人口なども増えてきておりまして、従いまして同地域の実情にそぐうような、消防庁舎を建設していきたいというふうに考えておりまして、地域の皆様方が安心して暮らせるように早期に建設をしていきたいなというふうに考えております。 議員の皆様方ご承知の通り、消防庁舎建設につきましては建設の位置、それから基本方針等が平成7年度に承認をされまして本部庁舎、それから山内出張所と順次開設をしてきております。引き続き平成12年度からは東部地域への出張所にむけてへの調査検討をいたしているところでございまして、この地域に作ります消防署につきましては、全く新しいものとなります。これにつきましては消防車両等も現在の分ではなく、新たな購入となります。それから同地域に配置する人員等も増員というふうなことになります。 そういった意味でこの課題を現在、関係部と調整をいたしておりまして、なるべく早くということでございますが、これまで通り平成16年4月の開庁を目途にして、現在取り組んでいるという状況であります。 ○新里八十秀議長 教育部長。 ◎普久原朝健教育部長 それでは4番目の学校給食の残飯処理についてお答えいたします。学校23校のうち、21校につきましては養豚業者等が残飯を引き取っております。2校につきましては、生ゴミ処理機を設置しまして、それで処理をしております。調理場も生ゴミ処理機でもって、現在処理している状況にあります。今後、養豚業者等がそういった生ゴミを引き取らないといった状況にいたったときには、生ゴミ処理機を設置してリサイクルということもございますので、そういった面も含めて教育の一環としても、そういった処理機を使っての処理をやっていきたいと、そのように考えております。 それから知花グスクについてでございますけれど、いま教育委員会で計画しておりますのは、平成16年度に知花グスクの範囲確認調査、これは埋蔵文化財があるかどうかの範囲確認調査ですけれども、その計画をいましております。以上です。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 松くい虫対策についてでございますが、松くい虫被害木の駆除につきましては、国、県、市町村、そしてまた関係機関と一体となり、被害の蔓延防止を図るために、諸施策を講じているところではございます。松くい虫防除の種類といたしまして、薬剤散布、被害伐倒駆除、樹幹注入等がありますが、現在本市におきましては樹幹注入と伐倒焼却による防除を行っております。 また県におきましては、松くい虫ゼロ大作戦、昨日、今日と新聞にもありますけれども、平成13年度から平成18年度にかけて全県域に松くい虫の防除対策の特別条例の制定をする予定でございます。 それから知花地域に工芸の村についてでございますけれど、将来は沖縄市工芸によるまちづくり基本構想、平成13年度3月に策定をしておりますけれども、それに基づきまして工芸産業、文化の振興を図るための拠点空間を形成していきたいと考えております。施設といたしましては伝統工芸資料館、それから工芸品展示販売施設等々の施設を将来的に建設の計画をしていきたいというふうに思っております。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 台風災害の対応策について、先程総務部長の方から比謝川の部分については答弁がございましたが、それ以外について私の方から答弁申し上げたいと思います。 まず上流側については、午前中も申し上げたんですけれど、安慶田排水の容量が十分なのかどうか、それについて10月頃から検討していきたいと、そのように考えております。それから沖縄環状線、松本と美里地域で、道路上で1メートル40、50センチという異常冠水があったわけなんですけれども、それについては19日、この前、県とその対策について協議いたしました。環状線は県道でございますので、県の考え方、あるいはそこに流入するのは市道がたくさん取り付いておりますので、そのへんの協議をして参りました。そして県といたしましては、環状線に大きなボックスが設置されてるわけなんですけれども、それに抜く排水路、それが20メートルピッチで点的にしか配置されていないものですから、それをいまバーチカルになって、低いすり鉢状になっている地域については、連続的に排水路を設置してボックスに抜いていくと。そして市の側といたしましては、直接、環状線が低地になっている関係で、周辺の雨水が一気に流出するもんですから、それをある程度市道部分で受け止めて、時間を稼ぎながら流そうと、そういう対策をやろうと、そういうことで両方で話し合って協議は整っております。市の部分については、昨日の補正3号で承認いただきましたので、早速実施していきたいとそのように考えております。県についてもこの予算については、いろいろ捻出を考えているということで、早めに実施していきたいという話がございました。 それから知花城跡周辺の公園計画についてでございますが、この知花グスク周辺、貴重な地域であるということで、私共も自然生態を重視した公園計画、そういうものを策定いたしております。そういうことで、今後は整備計画のスケジュール等について検討していきたいとそのように考えております。 それから池原の美池自動車前の道路の植裁計画について。これにつきましては防衛施設局と調整はいたしました。そういうことで防衛施設局といたしましても、米軍を含めて3者で現地でいろいろ植裁計画について協議調整をしようということになっております。その時期についてはまだ明確になっておりませんが、その協議調整が終わりましてから、地元と調整を重ねて、樹種をどのようにするのか、地元の意向も踏まえながら検討をしていきたいと、そして実施していきたいと、そのように考えております。 ○新里八十秀議長 島袋善栄議員。 ◆島袋善栄議員 台風の被害問題ですが、これまでの当局の対応の仕方では、ちょっと前進は難しいんじゃないかとこう思います。と言いますのは、担当者の皆さんは部長以下、大変頑張って頂いて、実際僕も身をもって一緒に知花橋の下からずっと福地橋まで歩いたこともありますし、川の中まで入って、頑張っていらっしゃることはよくわかります。県の土木事務所の方に行かれていることも良く聞いておりますが、何しろ、年によければ100メートルの予算しか取りけれないと、そういうことですので、やはりその殻を崩さない限りは、沖縄市に配分される予算は100メートル、ようあって100メートル、そういうことですのでどうしてもこの100メートルの枠を突破していただかないと、どうしようもないんです。やはりそのためには市長が先頭になって頑張って頂かないと、この100メートルの殻というのは大変厳しいです。沖縄県内に配分される予算は、きっとこれによりますと4億円ないし5億円ぐらいしかないらしいです。そのうちからよく頑張って100メートルというようになるとあと何十年かかるかしれませんので、これでは解決はできないんです。是非そのことを、今度は市長の出番ですので、職員は技術的なものを習うと職員が頑張っていただくことになるはずですが、予算の問題はこれは市長が先頭になって頑張っていただかないといけませんので、是非頑張っていただきたいと思います。そのへん市長はこれからどういうような行動をしていくのか、一つ市民の皆さんに明らかにしていただきたいと思います。 東松本自治会や昨日の知花自治会の説明会でも、市長も肌で感じていらっしゃると思うんですが、被害者の皆さんのこの苦しい煮え切らないような気持ち、どうしてもこれを取り除いて下さらないと、一体市政とはどんなものかと問われると思いますので、そのへん一つ市長はどのように考えていらっしゃるのか、お願いをしたいと思います。 それから台風時の対策本部ですか、この対応のあり方なんですが、実は私は副議長と一緒に日曜日、10時30分頃だったですか、役所の方に来たんですが、市民部の皆さんは一生懸命頑張っていらっしゃいました。感謝をいたしたいと思います。だが3階に上がってきたら誰もいないんですね。なぜですか。4階に行っても誰もいない。3階にいないものですから、何でかなと思って4階に行ったら誰もいないんですよね。とにかく市民の頼りになるのは行政ですので、市民から電話が来ても受けてくれる担当の方もいないとなると、大変市民は不安がりますので、なぜそうなっていたのか、たまたまその時間帯はトイレに行っていたのかどうか。大変に不思議でたまりませんので、なぜそうなったのか一つ、お答えの程お願いをしたいと思います。 それから今回のように水浸しになって寝るに寝られない、ご飯を炊こうとしても火もつかない、電気もないと、こういう方々を何とか、その人達が落ち着けるような場所を近くに、これを考えて行かなくてはならんと思うのですが、例えばその近くに公民館もあるはずだし、どのように考えていらっしゃるのか。聞くところによりますと、せっかく役所の避難場所に避難をしてきても、火がなかった、食事ができなかったという話もありますので、そういうことではせっかく入れ物を準備をしてもらっても、ご飯を炊くところがないとなるとこれは大変ですので、これは一市民の話ですのでそういうことがなければいいんですが、あったか、なかったかそのへんも含めて、一つご答弁の程をお願いいたします。 それからもちろん食事を炊こうとしても、全部水浸しですので食事は炊くに炊けないと、そういう場合、やはり市はそれなりに携帯食ぐらいは支給してもいいんじゃないかなと思うんですけれど、そのへんどう考えていらっしゃるのか。炊き出しでもいいし、サンドイッチでもいいし。こういう誠意を示して下さるということは、大変打ちひしがれている被災者の皆さんを勇気づけると思うんですが、どう考えていらっしゃるのか。 それからこれは安慶田でのことなんですが、私の家は小川のところからは浸水していません。ずっと児童館のところから回ってきて浸水していますよ、ということを聞いたんです。なぜですかといったら、橋のすぐ上の方に、川上の方に保育園があります。その保育園の遊び場が川の上にあるんですね。決算書調べてみても、私の見落としかもしれませんが、賃貸料が入ってないと思うんですね。あれは市の管理ですよね、あの小川は。護岸も市の物と思うんですよ。そこに鉄骨でもって、遊び場を作らせていると。多分市は賃貸料をもらっていると思うんですが、幾らもらっているのか一つご答弁の程をお願いします。もしただでしたら、僕にも貸してください。いや、僕はこれは冗談じゃないです。僕も借りて、あっちに駐車場を作ろうと思うんです。儲け塾できますから。一つ誰が使ってもいいんでしたら、一つ教えてください。どういう手続きをすれば向こうを利用することができるか。何か聞くところによれば、一台駐車すると、大体5,000円ぐらいでは賃貸車庫ができるらしいですから。僕も儲け塾しようと思いますので。いくらで貸すか。どういう手続きが必要か、一つ教えてください。 それから知花、松本での被害を受けられた方々の切実な声だったんですが、法的な救済処置は難しいということですが、災害救助法ではちょっと厳しいと、ではどういうふうな救済方法が市としてはできるか。例えば税金の減免措置を講ずるとか、健康保険、いろんなそういう救済方法があると思うんですが、こういうような方法はできないのかどうか。そのへん考えていらっしゃるのでしたら、一つお答えの程をお願いをいたします。 それから松くい虫、全く他力本願といいますか、ただ上の方から補助金が流れてくるから、それを横に流すということでは、この被害は絶対にくい止めることはできないと思うんです。実際皆さん行って、ご覧になったことありますか。あの知花の馬場公園、市長、ご覧になったことありますか。松は伐ってもそこに1カ月くらいほったらかしなんです。それから切り株には消毒もやるはずですが、何か蜜をまいたかどうか知りませんがアリもいっぱいついているし、こういうことではどうかと思うんです。なぜこれだけの予算が上の方から補助金が下りてくるのに、これを有効に利用すれば、もっと有効な、効果のあるような方法ができないか、そのへん検討をしたことはありますか。総括したことがありますか、予算について。どれだけの効果があったかどうか。僕は思うに、入札にすべきだと思うんです。もしそれができなければ、分割して、例えば運搬は運搬させると、運搬は誰もができます。車の免許持っている人であったら。なぜキビはできるのに、あの松はできないかと、サトウキビはできますよね。免許持っている人はトラック持っていって、キビ運びはできます。あの松はできないというのは、どうも不思議でたまらん。消毒だってできるはずです。なぜできないか。これ答えてくださいよ。だから遅々として進まなくて、あの知花の裁判所の近辺、具志川市との境界、去年でそれをしておけば知花まではあんなに損害は出なかったかもしれません。あれをほったらかして、立ち枯れさせて、それから暑くなって蛾が飛び散って、あんなに被害を受けたと思うんですが。どういうように考えていらっしゃるのか。やはり予算はただ流すだけじゃなくて、これ効果があったかどうか、考えるべきだと思うんですが、どのように考えていらっしゃるのか。 それから消防長にお聞きしますが、消防職員の皆さん、大変頑張っていただきました。私の目の前から泳いでいくのを見たんですが、だがこれでは、と思うのがありましたので、少なくともこれだけの仕事をする、人命、財産を預かるとなると、それなりの装備もしなければならないと思うんです。例えば、ボートが必要ではないのか、あるいは救命胴衣、こういうのが揃っているか。ぼくが見たのは、ロープを体につけて泳いでいたんですが、濁流にのまれたらどうするか、こういうのがあるんです。どうかそういうことは、人命の問題ですので、皆さんがこれは財政当局の方に要請していかないと、向こうは分からないと思いますので、やはりそのへんを装備の充実というのは大変重要になると思いますので、是非考えていただきたいと思います。 それから残飯の問題ですが、大変学校は残飯処理のため困っているらしいです。といいますのは、以前は養豚業者が取りよったらしいですが、今はもう取らないらしいですね、これは学校だけじゃなくて、病院なんかも大変困っているらしいですが、せめて学校は残飯を処理できるようなこういう大きな施設を作って、学校ごとに任すことじゃなくて1箇所、あるいは2箇所ぐらいで給食センターごとにでもいいんですが、これは処理できるような方法はないか。考えてみる必要があるんじゃないかと思うんです。処理容器をあげましたということでは、僕は大変不安です。やはり責任を持って、ある担当者が処理をするということがないと、今後大変難しくなると思うんですよ。どういうふうに考えていらっしゃるのか。 時間もないようですので、知花グスク周辺の公園の件ですが、早めにこれは市計をしていただいて、どうにかそこにネットを被せておかんと、これは今個人有地ですので、誰かがどう使おうがこれは各個人個人の、今のところどうしようもないというところですので、個人個人がどう使おうとも、やはりそれなりに市の計画に基づいて、有効に利用するというようなことを今のうちですぐやらないと、大変取り返しのつかないことになると思いますので、そのへんよく酌んで下さって、ご配慮下さるようお願いしたいと思います。 美池自練横の木ですが、これは島袋誠勇議員とも相談をして、一般質問をしているわけですが、私共が興味を持っているのは、低木というようなことを聞いておりますが、低木でもいろいろあるわけですね。ですからどういう木を植えて下さるかということで、興味を持っておりますので、素晴らしい通りにして下さるようお願いします。 2回目終わって、ご答弁をいただいてからまた質問をします。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 たくさんのお叱りを受けまして、非常に身がひきしまる思いでございます。9月9日日曜日に皆さんがおいでになった時間、3階の災害対策本部の事務局のある総務課でございますが、翌日の月曜日に災害救助法適用について県の職員がおいでになる、そういうことで総務課長、補佐、以下3名の職員が12時30分から、そういう生の情報をということで、被災地の情報収集に出掛けております。そこで出掛けながら、警備の方にいわゆる被災地から電話がありましたら、住民非難につきましては市民生活課、そして地滑り等につきましては土木課、ということで防災のマニュアルがありまして、そこに電話をするように指示をして出掛けていった、そういうことでございます。 それから2点目の地下の避難所の件でございますが、そこに避難された方々には非常食、非常食だけでは忍びないということで、下の食堂が開いたときにはお弁当をこしらえておあげする、そして熱いコーヒー等も提供いたしております。 それから被災者への救済措置につきましてですが、先程申し上げましたように、いち早く市の見舞金要綱を改正いたしまして、金額をアップいたしまして、職員を動員し、金曜、土曜日で終了して、完全ではございませんが、おおかた80パーセントはその日のうちでできたということでございます。市の独自のものではなく、他の機関、いわゆる県や社協、あるいは沖縄県町村組合等、そういうところにある救済措置の紹介と、そういうこともやっていきたいとこのように考えております。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 松くい虫についてでございますが、今ご指摘の1ヶ月もほったらかしてあるということのご指摘でございますけれども、私も現場を見せてもらいましたが、伐倒はしたものの焼却場所の確保に、時間がかかっているというようなことを聞いております。それにつきましては、お詫びを申し上げまして、早急に対応できるようにということを委託業者に指導をしていきたいというふうに考えております。 それから切り株の消毒についてでございますけれども、伐倒焼却処理ということでございまして、松の株のマダラカミキリムシの幼虫の侵入口の場所を確認し、その箇所を切り取っての駆除をやっている状況でございます。それから入札につきましては、ご指摘のようにありますけれども、これまでは森林組合との委託契約、専門家であるということでやっておりますけれども、ご指摘の地元業者の活用はどういう形でできるのか、今後検討をさせていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 教育部長。 ◎普久原朝健教育部長 学校給食の残飯処理の件でございますけれども、大体1校あたり、1日平均70リットルぐらいの残飯がでるようでございます。これについては、現在、先程説明をしたように21校につきましては業者が引き取っているという状況でございます。残り2校ですけれども、ここは生ゴミ処理機をおいて、それで処理をしています。これは肥料ができますけれども、これは学校の花壇等に使って有効利用されています。ですから今後ともそういった処理ができなくなるような学校がでた場合には生ゴミ処理機を設置して、肥料化を図ってそれを花壇等に使っていただく。一つの環境教育の一環にもなりますので、そういった処理の仕方を考えています。 ○新里八十秀議長 消防長。 ◎内間安彦消防長 先程の暴風時の装備の件でございます。今回潜水隊のライフジャケットだとか、そういう負担というのは準備されておりましたけど、今回のような大規模な水害についての対応は若干、不備だったということで、災害対策会議の中で市長にご相談申し上げまして、ただちにボート等についても準備するようにということで、現在その準備をさせていただいております。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 安慶田橋付近の排水路の無許可占用について、この無許可占用について現在、市域全域、そういうものを調査いたしております。この調査結果をまとめまして、そしてどうしてそうなったのか経緯等を踏まえまして、対応策を考えていきたいと考えておりますので、あとしばらくお時間をいただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 市長。 ◎仲宗根正和市長 河川整備に対する県の予算の問題でございますが、知花橋周辺の予算が年に100メートル程度しかないということにつきましては、非常に深刻な問題でございます。我々としては災害法適用をされた以上は、これをもっとやはり、充実強化していただいて、できる限り速やかに対策が講じられるように、全力をあげて取り組んで参りたいというふうに考えておりますので、また議員諸賢のお力添えもよろしくお願いしたいと思います。 ○新里八十秀議長 島袋善栄議員。 ◆島袋善栄議員 市長のただいまの頑張るというようなことですが、先程も申し上げましたように、これは事務方の段階を飛び越して、政治の問題になっていると思うんです。この問題は。ですから是非市長が先頭になって頑張っていただかないと、この100メートルという殻をぶち壊すことは、ちょっと厳しいというような感じでしたので、県知事にお願いした場合も、要請行動の場合も、そういうことを中部土木事務所の方からも聞いております。ですから是非市長の方で頑張って、二度とこういうような災害がでないように、張って下さるようこれは要望いたします。 松くい虫の問題ですが、これだけの資金を投入したからには、やはりそれなりの、庁内でも市長を交えてこれは検討する会議を持たないと。その結果がよければいいんですが、ご覧になってください。あの馬場公園、どうなりますか。あと2カ年では琉球松は残らないはずですよ。それでいいですか。5カ年すれば沖縄市から全部、琉球松はなくなるはずです。これは深刻な問題ですよ。聞くところによれば、ある業者に委託をして全部注射で予防をしたということも聞いているんですよ。僕らがやったよと。だから何ができるか、沖縄市もやはり森林組合に任せることじゃなくて、たとえ森林組合に何立方ということで委託をさせても、じゃ、あなた方は伐るだけですよと。運搬はこちらの業者ができますよと、消毒もできますよということで、もっと効率的なことができるんじゃないですか。やはりそのへんも考えるべきと思いますよ。 それから学校給食の件ですが、実際、中の町小学校の方から聞いたんですが、大変困っているらしいです。これは各学校とも皆さんのところに上がってこなくても、困っていると思いますよ。やはりどうすべきかということで、学校現場の皆さんも交えて検討すべきと思うんですが、これは要望に変えていきたいと思います。 総務部長、答弁抜かしておりますが、必ずしも、こういう災害時の場合は市役所の地下だけじゃなくて、近くの公民館にも避難できるような、避難場所を僕は配慮をしていただきたいと思うんですが。そうすればこちらまでこなくても、できると思います。そのへんどう考えていらっしゃるのか。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 災害時の避難所につきましては、本庁他5つの公共施設、東は福祉文化プラザ、農民研修センター、そういうことで各避難箇所に職員1名を配置いたしまして、今回やって参りました。ただそれが毎日毎日ではなくて、その状況を見て配置をすると、そういうことでございます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 松くい虫防除の件について、馬場都市緑地にかかわる分についてお答えしたいと思います。馬場都市緑地については今年度、樹幹注入を予定いたしております。ただ時期が専門家の話によりますと、12月から2月ぐらいがいいという話を聞いておりますので、その時期にやろうということで予定しております。本数にして500本くらい予定してございます。 ○新里八十秀議長 以上で島袋善栄議員の一般質問を終わります。山内盛太郎議員。 ◆山内盛太郎議員 渡嘉敷議員にはご配慮いただきましてありがとうございます。 一般質問を行います。まず初めに質問事項1でございますけれども、先の補正2号の時に質疑を行いましたので、ご説明受けました。取り下げさせていただきます。 次に質問事項2、質問の要旨ですが、コリンザについてですけれども、1億5,000万円の増資をこの前やっておりますけれども、その進捗状況について、その後お知らせ下さい。 それから質問事項3、東部海浜開発事業についてでございますが、今どういった状況にあるか、進捗状況についてご説明をお願いいたします。 次に質問事項4、多くの議員の皆さんからでております台風16号の災害についてでございますけれども、質問の要旨、根本的な比謝川水域の河川対策が必要ではないか、そのために市当局の要因を説明していただきたいと思っております。9月9日午後3時頃、うちの会派、結の会で照屋、安慶田、それから東松本、白川の一部を廻ってみまして、一番ビックリしたのが東松本。大きな環状線が通っていて、そこでまさかと思うところでした。それから一番よかったのは、市議会議員全員で10日に休憩して見たときでございますが、その時に知花橋、それから南側、上の方の水かさの高さ、それを見てびっくりしました。従って、その時に白川の一番端っこ、軍用地施設近くですか、そのへん見てみますと、恐らく簡単な河川対策ではこれは解決しないものと思います。市当局の決意、そのへんお聞かせ下さい。以上です。よろしくお願いします。 ○新里八十秀議長 休憩いたします。  休 憩 (午後2時59分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後3時20分) ○新里八十秀議長 再開いたします。暫時会議時間の延長を行います。 東部海浜開発局長。 ◎山田勝東部海浜開発局長 質問事項3番目の東部海浜開発事業について。進捗状況についてでございますが、8月中に一部護岸工事等の本格的な埋立事業に着手する予定でございましたけれども、環境対策に万全を期すため、これまでの環境監視・検討委員会の意見等を踏まえて、工事工程を変更することといたしました。事業者によりますと、海草の移植につきましては、9月下旬ということですからそろそろ始まっていると思いますが、雨濁防止幕の設置工事に着手いたしまして、10月中旬以降海草の移植を開始したいと、そういうことでございます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 台風16号の災害による河川の抜本的対策ということでございますけれど、比謝川の河川、何箇所か断面不足によるといいますか、ネックになる箇所がございます。上流側から申し上げますと、国道330号の横断橋、それからずっと行きまして松本橋の付近で本流と支流が合流する箇所がございます、そこも一つ、流通の阻害場所になっております。それから知花橋の下流含めて、そこもネック箇所。それから福地橋の下流、あそこは土砂が堆積し、草木が繁茂しておりますので、断面が不足している所でございます。あとはもっと下流に行きますと、与那原川と合流する箇所がございます。それについては先程市長が申し上げましたように、那覇防衛施設局、それから総合事務局、沖縄県知事等に要請をしております。 去った7月、市長が中部土木事務所に参りまして、所長、それから課長、担当職員も集めまして、比謝川の説明を求めております。その中でいろいろと担当職員、担当課長から状況説明も受けまして、その段階でいろいろ状況を踏まえまして、市長は強く要請いたしております。ですから段階的にいきますと、福地橋下流の浚渫工事、それによって流れがどう変わるのか、あるいはまた知花橋下流の樹林地、向こうについても平成13年度、160メートルぐらい改修計画を予定されているという話を聞いております。そういうことでどう変わるのか。あるいは上流側のボックスのところにつきましては、水辺プラザ、県の河川改修工事で改修計画がありますので、そこらへんも踏まえて、いろいろ今後も強く要請をしていきたいと、このように考えております。 ○新里八十秀議長 山内盛太郎議員。 ◆山内盛太郎議員 コリンザにつきましては、現場にお伺いして、直接お聞きしたいとこういうふうに思いますので、答弁はよろしいかと思います。 東部海浜開発でございますけれども、8月24日の両方の新聞でございますけれども、県知事が状況変化に対応するという見出しで、土地利用見直しの示唆と。これは直接には沖縄市にご相談申し上げて、知事の方が、そういうことで記者団に発表したのか、計画の変更の可能性もあるというふうな大きな見出しがでております。そういったそのへんのことですね。もし連絡受けているんでしたらお聞かせ下さい。 比謝川河川等の問題等につきましては、9日に私達が調べたときには、もう安慶田、国道330号のそこが小さいから、そこがそういうふうになったかと思ったんですが、10日の議会全体で調べたときに、上の方で改修してもまた下の方で浸水すると。水が鉄砲水でありますので、そういうことで水の速さを進めるとかえって被害を大きくするということになります。知花もそうですが、特に白川で最近作った家の周辺、あの辺見てみますと非常にひどいんです。そうしますと、根本的にはこの流れの水を、昔は池を作って溜めておいて流したというふうな、例えばヤジバンタと言いましてね、沖縄市久保田あたりの水が流れるところ、向こうにだいたい200メートルくらいに3箇所、溜め池があったんですよ。よく聞いたらそういう雨水対策のために、池に溜めておいて流すという方法があると。それをそのへん根本的に対策できないものだろうかと。例えば、いまゴルフ練習場に行くところの、沖縄こどもの国、越来ダムの下の方、向こうの方にも大きな川があって、溜め池があって、自分達は小学校の頃泳いだりなんかもした。それからもう一つは、コザ高校に行くときに通っていた、今の確か中部徳州会病院のあたり、そこも大きな川があって橋の上から飛び込んだりして、そういう水溜めがあったんです。今それがなくなっているから、当然水の流れが速くなっているということが考えられる。だから沖縄市としても、根本的にそういう流れを止めていくという方法でやっていくことはできないだろうかと。そのへんお考えお聞きしたいと思っております。2回目終わります。 ○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。 ◎山田勝東部海浜開発局長 知事の発言でありますけれども、ご承知のように実際に企業等が進出する、おおむね10年後までには経済、社会情勢の変化も考えられることから、将来的には土地利用計画の変更もありえるということを示唆した発言ということで考えておりまして、現時点での変更の必要があるとの趣旨で発言したものではないと、そういうふうに考えております。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 いまのお話は貯留地を設置するということだと思います。一端、川の横に貯留地を作って、そこに引いて流すということなんですけれど、これについてはかなり容量の大きいものを設置しないと効果が薄いわけでございます。ですからこういう市街化された場所で、こういう膨大な面積を取ることは非常に困難性がございますし、比謝川においてそれを設置するということは厳しいんじゃないかと思っております。 そういうことであの河川断面が完成した場合なんですけど、97ミリの時間降雨に耐えうるというような話もしておりますので、当面は河川整備を早急にさせていく、そういう方法がいいんじゃないかなと思っています。 ○新里八十秀議長 山内盛太郎議員。 ◆山内盛太郎議員 東部海浜開発関係についての県知事のこういう見直しもできるという発言については、例えば8月31日の沖縄タイムスの社説の方ですけれども、公共事業見直しの動きの中で貴重な干潟を潰してまで実施しなければならない事業なのかという疑問の声があって、県外にも広がっていると。泡瀬干潟の埋め立ての問題については、公共事業はどうあるべきかを考える抽象的な事例として全国の関心を呼ぶようになったのであると。そういった考え方が県知事までにも影響なさってるんじゃないかなと。そのへんどんなものでしょうか。 それから前の浸水のことですけれども、諸見小学校が埋まったりなんかしまして、立派に解消しましたね。地下推進工法ということで。第2ゲートに通る道路の下は全部こうだと、そこで完全に解消していますね。中の町もそうだと思う。もう浸水はなくなっている。もし考えられるんでしたら、国道330号でのっかっているところを地下推進工法ということで可能だと思う。こう、トンネルを掘って行くんですよね、水辺に流すと。懸念はありますよ。こうして流すと今度は水辺が、市場あたりですか、あるいはまた浸水することになるかもしれない。だからそのへんは大がかりな、議長始め議会でも議決して、要請しに行きますから、国から大きく予算を取って、いくつもの水辺を作る。水辺プラザみたいに、こう広くしたり、溜めておいたり。もうそうしないことには根本的には解消できなくて、向こうに住んでいる人達が不安がるということですので、そのへん配慮していただきたいと思いますけれども、いかがなものでしょうか。以上、3回目終わります。 ○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。 ◎山田勝東部海浜開発局長 知事の発言でありますけれども、答弁繰り返しになりますが、企業が進出するおおむね10年後までには、そういういろんな社会経済状況の変化が考えられるということで、将来的に土地利用の変更の可能性もありえると、そういうことの示唆をしたということでございまして、現時点での土地利用の変更についてはありえない。そういうことで県の方とも私共事務方で確認をいたしておりますが、そういうふうに伺っております。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 おっしゃるとおり、比謝川というものは沖縄市の市域面積の大部分、それから具志川市域にもまたがっての流域面積を持っております。ですからほとんどその1本で受けているという形になっておりまして、かなり改修計画をしても、絶対大丈夫と言えるだろうかという問題はございますけれども、かといってまた、これ分水するということになりますと、今おっしゃるように道路沿いをシールドかあるいは推進工法で比謝川の水を分水するということでございますけれど、それはまた膨大な費用がかかることが予想されます。そういうことでこれは将来的な計画として、させていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 以上で山内盛太郎議員の一般質問を終ります。新垣萬徳議員。 ◆新垣萬徳議員 皆さん、こんにちは。私は大変喜んでいます。このような軽装を認めてくれて、議員になった甲斐がありました。大変ありがとうございました。 では通告に従って質問します。 浸水対策について。安慶田を始め、市内では昨年、今年と一カ年以内で2度も大きな災害をだした地域があるが、浸水した被害者から話を聞いてみると、市当局の対応に大変不満を持っている人が多数いましたが、市当局は浸水前後、どんな対策をしましたかという質問書をだしましたが、午前中に浸水の前後の対策を聞きましたので省きます。 それで、ちなみに安慶田では青年会が一人暮らしの世帯の後片づけをして大変喜ばれております。このようにもっと市当局も市民に見えるような対策を敏速に対応してほしいです。要望いたします。 それから2番目に今後どんな対策を考えていますか。美里地区区画整理は今後人口がもっと増えると水量が増え松本付近は益々浸水が多くなると思う。また知花橋付近を視察したときは、比謝川をもっともっと整備しないと浸水はなくならないと思った。そこで私は次の点を実行すれば、浸水は少なくなると思っていますが、いかがでしょうか。始めに1.道路は浸水性のあるアスファルトを使用すること。2.各家庭からの雨水は直接、排水溝に流さずに地下に流すような方法にすること。3.グレーチングを定期的に清掃する回数を増やすこと。4.市内に数箇所、ポンプ場を設置して水が危険水域を越えた場合や集中豪雨の予報がでた場合はポンプアップして比謝川以外に流す、などを考えていますが市当局はどんな対策を考えてるか教えてください。 それから新年祝賀会についてお聞きします。新年祝賀会に私は2度出席しましたが、業者中心の祝賀会に驚いています。本来、新年祝賀会は市民相互の連帯と市民意識の高揚を図ることを目的とするとありますので、今のような祝賀会を改め、市内の各団体の役員や各自治会の役員などを中心とした市民本位の祝賀会にすべきではないか、市当局の考えはどうなっているか教えてください。 それから市民憲章推進事業についてお尋ねします。市民憲章推進事業について、目的、業務内容、今実施している業務はどういうものであるか、そして昨年と本年度の業務内容はどのように違っているか教えてください。 基地対策について、同じことで、昨年と今年の業務内容が違うのかどうか教えてください。 それから市長部局採用についてお尋ねします。平成11年度、平成12年度、平成13年度の現業職採用数は何名ですか。また現業職で採用されたのに、半年も経たないのに行政職に配置された職員がいるかどうか。選考採用された職員の中に議員の関係者が2人採用されたと聞いておるが、どうかを教えてください。1回目終わります。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 お答えいたします。新年祝賀会についてでございますが、この祝賀会につきましては実行委員会方式をとっておりまして、市内団体、まず沖縄市、それから市議会、教育委員会、商工会議所、観光協会、中部法人会、中部青色申告会、青年会議所、市民憲章推進協議会、それから自治会長連絡協議会、市老人クラブ連合会、市婦人連合会。いわゆる12団体が入って、実行委員会を結成してやっているわけでございまして、おっしゃるように業者中心だけではなくて、結局市民もこの中には、市民団体代表も入っているわけでございますので、十分その目的は達しているんじゃないのかなとこのように考えております。 それからあと1点の選考試験についてでございますが、平成11年度、平成12年度、平成13年度の採用選考ということでございますが、まず平成11年度が上級職1名、初級職1名、保健婦1名、運転手1名、合計4名。平成12年度が上級職1名、中級職1名、初級職1名、調理員1名、計4名。それから今年度、平成13年度でございますが、上級職1名、これはケア・マネージャーでございます。それから運転手1名、調理員2名、衛生作業員1名、計5名でございます。 現業職から事務職に変わったかということがありますが、それにつきましてはそういう事実はありました。これにつきましては、採用決定をした職員が通知を出して採用日4月1日直前に来て辞退をした。内容としては他の職場を受験をして採用されるということで、いわゆる沖縄市を辞退した。そういうことで急遽、事務職に1名、そして次点の人を1名という、そういうことでの対応でございます。 ○新里八十秀議長 市民部長。 ◎名嘉真祐治市民部長 市民憲章推進事業についてお答えします。まず目的ですが沖縄市民憲章運動の推進、実践を図るということが目的となっています。業務内容は7つの部会がございまして、例えば環境部会が比謝川の清掃とかですね、そういう7つの部会があって市民憲章事業の推進にあたっております。 昨年との業務内容の違いということでございますが、それについては昨年同様の事業だという認識をしております。以上です。 ○新里八十秀議長 企画部長。 ◎池原清企画部長 基地政策課の業務内容ということでございます。基地政策課の業務で昨年と今年度の違いといいますと、議員ご案内の通り、平成13年度、今年度からいわゆる電波障害事業ですね。それをやっているということの違いがございます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 災害対策としての道路舗装を排水性舗装にかえたらどうかということでございますが、確かに排水性舗装を今使っているところは高速道路とか、国道などにおいては使用されております。また県に聞きましても、県はまだ使用していないということでした。排水性舗装の場合には、基礎はどうしても不透水性舗装を舗装をしてから、その上に二層的に排水性舗装になるわけでございます。そういうことでかなりの工事費がかさみます。そういうことでかなり高規格の道路で採用されているという条件でございまして、これが一般化すれば採用の可能性もありますけれども、現段階ではかなり、県の方でもまだ単価設定されてないということでございます。使用するのはかなり厳しい面があるんじゃないかなと思います。 それから雨水を屋敷内で浸透させるということでございますが、これはかなり効果が期待できるんじゃないかと思いますけれども、なにぶんにも屋敷内でございますので、個人の自主的対応が望まれるものだと思っております。 それからグレーチングの清掃について。今回こういう災害が起きたわけですので、我々も清掃については十分気を付けてやっていきたいと考えております。 ポンプアップして分流させるということでございますが、これは先程申し上げましたように、いろいろ費用がかかるわけでございます。そういうことで将来的な検討事項としてさせていただきたいと、このように思います。 ○新里八十秀議長 新垣萬徳議員。 ◆新垣萬徳議員 初めから浸水からいきます。さっき部長は各家庭に十分効果があるといっていますが、これは東京で実施されているんですよ、東京都では。各家庭で大きな溝を掘って、そこに大きい石を入れて、地下に流す装置、それを補助金をだしてやっているところがあります、中央都市には。さっき言ったように美里地域は、今後家が建ったら、水を流したら大変になりますし、僕たちの子供の時分は安慶田も比謝川も整備されていなかったが、それでも浸水はありませんでしたが、それはその地域、安慶田は畑、田んぼだったために一般的に、先程山内議員からもありました小さいダム、田んぼや畑は小さいダムの役目をしていたんですよね。このようなものを是非、できれば浸水しない高台の人達にすすめてほしい。胡屋とかあるいは浸水しない地域がやってくれれば、直接排水溝に流すんじゃなくて、地下に流してくれれば、10パーセント、20パーセント以上は入りませんから、また時間的な余裕がありますから、それだったら僕は効果があると思っています。今のようにすぐ家を作ったらすぐに排水に流すような装置だったら、いくらさっき言ったように知花橋を見たらわかるんだが、あれの倍作らないと流れませんから。この前の雨水見たら、大変ショック受けています。こんなに大きい川が、そんなにダムのような状態になるかと思ったら、今の状態ではほとんどダメだと思っています。それから部長は、地域的に僕は太平洋の人がいるもんで言わなかったが、すぐ安慶田だったら高原に流すぐらい、警戒水域がでたらポンプアップして、また松本付近だったらすぐ高江洲に流すぐらい、大量に。そんなに水あれですよ。ポンプですから。そのようにしないと、今のようにもう1箇所に、比謝川だけに集めていたら不可能だと思っているんですよ。あの水系見たら。どうしても分流するような対策を取らないと行けないんじゃないかなと思っています。 それから2番目に祝賀会について、部長は12団体入っているから市民本意だといっていますが、僕も団体名持っています。しかし参加した人員を見てください。ほとんど業者です。市民は、議員も3分の2も来ていません。まして自治会長だったらそんなに参加していません。ほとんど業者、もちろん業者には市民もいます。ただし市民じゃない人が多いんですよね。沖縄市以外。この目的にあったように、この目的には市民相互と書かれているんですよ。業者相互とは書かれていません。是非市民を中心にやって欲しいと思うんですよ。というのは、そうじゃなければ、だんだん自治会長とか議員も行かなくなるんですよ。僕もさっき言ったが、2回でたらもう行きたくない気持ちになっているんですよ。業者ばかりだから。おもしろくないのに、僕らが行ったって。だから是非さっき言ったように、市の市民相互を目的にした以上は、市民を是非呼び出すようにこれ以上の努力をしてほしい、これ是非やって欲しいと思っています。 それから3番目に市民憲章推進事業について、部長は事業は昨年度と同じと言っていますよね。事業は同じですが、ぼくが調べた範囲、去年の業務は次長と嘱託職員で業務を終わってやっていますよね。今度は参事と課長職が入ったために人件費が、部長職と課長補佐が入ったために、去年は人件費が1,122万8,000円、今年は2,124万9,000円で、1,201万円の差がでているんですよ。同じ仕事をやって、去年と今年で1,000万円違いますか。こんな馬鹿なことがありますか、同じ業務内容で。違っておればいいですよ、業務が多くなって、たくさん多くなったから1,000万円増やしたんだったらいいんだが、なぜ去年は次長ができるのに、今年は部長職入れて、課長補佐も入れますか。できれば嘱託でやればいいですから。1,000万円人件費上がっています。業務内容同じで、1,000万円上がったということは、大変出費の無駄遣いじゃないですか。行革を皆さんはやるやると言っていますが、こんな出費でいいですか。 それから基地対策について聞きます。基地対策も今年度は電波障害で業務が多くなっていると言ってますよね。電波障害。ただこの予算をみれば5名から4名になっていますよね。職員は。業務は多くなるのに職員は少なくなる。また前回は参事クラスがやって、部長クラスがやって、今課長がやっていますよね。もし今後大きい事件・事故が起きたら、課長では小回りが利かなくて、重要なものがでたら対応が難しいんじゃないですか。もちろん部長がこればっかり見ればそれはできますが、企画部長は業務がたくさんあって、課長では何か大きな事故がでたら対策は取りにくいと思っているんですよ。是非参事職を配置して、小回りが利くようにやってもらえませんか。 それから5番目に市民部選考採用についてお尋ねしたが、さっきは資料持っていますが、ぼくが聞いたのは現業職の職員、平成11年度が現業職1名ですよね。平成12年度が1名、平成13年度が5名。極端に増えているんですよ。そして部長もおっしゃったように、選考採用された現業から一般職に行っておりますよね。半年ならないうちに行かすんだったら、試験採用で次点の人がいるんじゃないですか。その人を採用しないんですか。何のための試験採用ですか。これが2,3カ年おって、勉強してからだったらわかりますよ。半年もなりませんよ。何のための試験ですか。半年もならない人を取るんだったら、次点の人もいますよ。次点の人に何と言いますか、皆さんは。一生懸命勉強して、次点になった人を現業で取って、半年であげたら。それから答弁漏れは、現業職の5名採用の中に議員関係者が2名いますよね。それが事実かどうか、教えてもらえませんか。
    新里八十秀議長 企画部長。 ◎池原清企画部長 基地政策課の体制につきまして、議員からいろいろとご提言いただきまして、大変ありがたく思っております。しかしながらご承知の通り、今市におきましては、全庁的に非常に厳しい人員の中で皆、やっておる状況はご承知の通りでございます。そこで基地政策課におきましても、大変厳しい状況ではあるんですけれども、嘱託等の力も借りながら、与えられた業務を全力をあげて取り組む決意でありますので、よろしくお願い申し上げます。 ○新里八十秀議長 建設部長。 ◎宮城弘志建設部長 屋敷内排水、それからポンプアップの件については、いろいろな調査が必要になろうかと思われますので、その調査検討をさせていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 まず祝賀会についてですが、おっしゃるように市民が少なくて、他市の方々も多いと。これは他市の方々も来ていただくのは大変市民交流としても非常にいいことだと思いますし、事業所の方々だけではなくて、これだけたくさんの市民代表の方々が、組織の方々が入っているわけですから、やはりそれぞれの組織に宣伝をして参加していただければ、もっともっと市民の方々の参加が増えるんではないだろうかと、このように考えております。 それから現業職、選考職につきましての採用についてですが、これは選考採用の根拠としては、市職員の任用に関する規則の第13条に基づいて選考採用してるわけでございますが、運転手職、あるいは調理員等の技術職、それから衛生作業員と、そういうことで採用しているわけですが、衛生作業員につきましては組合との申し合わせ事項もございましてそういうことで充足をしていくということで、採用を行いました。 それから次点というものにつきましては、沖縄市は登録制がなくて、基準としては成績のいい順ということで打診をして、まだ次点の方々が、あるいは次の次点の方々が就職されていない場合でしたら、どうですかということで連絡を取ってそういう採用をした例もございます。今回につきましては、そういうことで現業職から事務職に代わったというのも、そういうことができなかったという一つの理由もあります。 それから議員の子供さんというものにつきましては、私はそれは関知しておりませんので、お答えできません。 ちょっと答弁漏れがありましたので、市民憲章事務局につきましては、これは去った補正2号の時にも説明申し上げましたが、平成12年度までは事務局長を、発足以来20何年かなりますが、まず歴史をたどってみますと、主幹、参事、参事、副参事ということで、今回参事と、こういう歴史があります。初代の事務局長が主幹でありまして、私であります。そういうことから歴史をほぼ知っているつもりなんですが、そういうことで平成12年度までは市の職員で事務局長を対応した。そこで平成13年度につきましては嘱託を採用いたしまして、そして事務局員につきましては、市の職員である程度、責任の持てる補佐クラスを配置しようということで、内示をだしました。そこで4月1日の辞令交付直前になりまして、一人の、この間も申し上げましたが、部長クラスが健康上の理由から、どうしても部長職を全うすることができないということで、やむを得ずそこに配置をしたと。 従いまして、嘱託の採用につきましてはなくなったわけでございます。そういうことでご理解をしていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 新垣萬徳議員。 ◆新垣萬徳議員 2番目の新年祝賀会についてお尋ねしますが、部長は市民代表は少ないと言っていますが、是非市民代表を多くするために事務局を役所に置いてもらえませんか。そういうことができますか。今事務局は商工会議所にあるから、やっぱりどうしても業者中心になると思うんですよ。実行委員会の事務局ね。そしてできれば業者は代表だけ入れて、一般市民を多く入れるように努力して欲しいと思うんですよ。みんなが受付するから業者が多くて、この名刺を見たらほとんど業者なんですよ。市民は少しはいます。業者の中にも市民だと思う人もいますが、半分以上は市外から来ていますからね。目的にそぐっていないんですよ。皆さんの目的は市民相互ですから、市民間の。是非事務局を市当局に置いて、一人でも多くの市民が参加するような体制取って欲しいと思います。繰り返しますが、私も行っておもしろくないんですよ。本当言って。これは業者の集まりに来てるようで。そうだったら一般の市民だったら、余計だと思っています。私も務め上行っているんだって、一般市民だったら行きませんよ。是非事務局は採用してほしい。 それから市民憲章について、さっき部長は主幹で対応できたと言っていますよね、以前は。なぜ主幹でできるものを今度は部長職もおいて、課長補佐もいますよね。2人いますよね。これはおかしいんじゃないですか。普通だったら、係りがぼくはできると思うんですが、係りがね。もう少しこれは考えてほしいと思うんです。1,000万円変わっていますよ、人件費で。同じ仕事をやって。これのどこに行革がありますか、1,000万円変わって。 あと1点、部長、選考採用でさっき言った議員の関係者2人と言っていますが、部長はわかりませんといっていますが、誰がわかりますか。わかりませんでは、誰が採用してどういう関係になっているのか。私はわかりますよ、誰が議員の関係者とは。ぼくがもわかるのに、直接携わっている人がわからないというのがありますか。それこそ怠慢じゃないですか、仕事の。もう一つ、よろしくお願いします。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 3点ほどございましたので、まず祝賀会につきまして、役所の方に事務局の方はいかがなものかとおっしゃっているわけでございますが、以前は役所にあったわけですね。秘書課で面倒見ておりました。そこでその時も実行委員会方式で、事務局は市当局でございました。そこで実行委員会で議論をしているうちに、やはりそれは市民中心にやるべきだと、市民団体の中に事務局を置くべきだということで、現在に移っているという経緯がございます。 それから市民憲章事務局については、事業につきましては市の補助金でもってやっておりますが、人件費の方につきましては市当局からでているわけでございます。 それから選考採用につきましては、その親を選考採用するわけじゃなく、その人を、やはり優秀だということで、採用したわけでございますので、そのへんのことをご理解していただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 以上で新垣萬徳議員の一般質問を終わります。休憩いたします。  休 憩 (午後4時10分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時29分) ○新里八十秀議長 再開いたします。 与那嶺克枝議員。 ◆与那嶺克枝議員 こんにちは。9月の定例議会において、一般質問をさせていただきます。 はじめに、今回の台風により、多くの方々が被害を受けてしまいました。どうか力を落とさずに、一日も早くもとの生活に戻れますように頑張っていただきたいと思います。救援にあたった消防隊の皆さんや市民生活課を始め、各担当の皆さんも大変にご苦労さまでした。今回を教訓として、いざというときの「備えあれば、憂いなし」で日頃の防災訓練に取り組むことを強く要望し、次の点について質問いたします。 まず1点目は緊急時のボランティアの対策についてどう考えていらっしゃるか、お伺いいたします。また今回救援活動のできるボランティアの要請はなかったか、お伺いします。 2点目は、避難場所として自治会がありますが、各自治会が休息のとれる状況になっているのか、教えてください。また被害状況を掌握するなどの任務について、自治会長の役務について教えてください。 3点目は近隣の市町村の消防隊等に、救援活動を発令することができると思いますが、そのどういった状況の時に救援をお願いするのか、その過程を教えてください。 次に、文化・芸術振興についてお伺いいたします。21世紀の日本のあるべき姿は「文化芸術立国」と私たち公明党は考えております。急速に科学技術が発展をし、都市化が進む中で経済的な豊かさは獲得されてきましたが、一方では個人、一人一人を結ぶ絆が失われ、現代人は不安が増大しております。私たちは、一人一人の国民を柔らかな絆で結ぶものこそ文化・芸術と考えております。 また人間を人間たらしめるものこそ、文化と芸術の力であります。文化芸術は、人々の創造性を開き、表現力、コミュニケーションの力を高めるとともに、多様性を尊重する社会を作りだしていきます。また人々の心にやすらぎを与え、潤いをもたらし、生きる力をみなぎらせます。何よりも人への尊敬と愛情の心を抱かせ、特に青少年の豊かな心を育んでおります。 文化芸術の創造活動は、地域や時代における共生意識を生み出し、グロバール化の中で自己認識や伝統を尊重する心を育てます。また言葉を豊かなものにし、民主主義の基礎をより一層強いものにします。また国民の感性を刺激して豊かな想像力を生み出し、ひいては新しい産業を生み出す基礎となることであります。 本市は自由闊達な市民性とチャンプルー文化を発信する沖縄市であります。文化・芸術・振興のモデルになりえる沖縄市だと思っております。そして人、物、土地の材料を十分に備えている沖縄市であります。さらに他市よりも早く、経済部に文化振興課を移動させ、その担当課においては既に、1998年3月に発表された、文化庁からだされております文化振興マスタープランに沿って事業計画が進められており、沖縄市文化振興ビジョンの策定に取り組まれているとお聞きしました。その沖縄市の文化振興ビジョンについてどういう内容になっているのか、お伺いさせていただきます。 それから子供たちにも本物の文化芸術に触れる教育を是非とも行っていただきたい。そしてその件につきましては、既に国が予算をつけております。まず全ての学校で身近に舞台芸術に触れる機会を提供していきます。さらに公立の文化会館等において、身近に文化芸術の公演に参加をし、触れあう機会を提供していきます。さらに学校の文化部の活動においては、指導者を派遣し、部の活動の活性化を図るということで、来年度からも是非ともこの沖縄市におきましても、その3つの点について取り組んでいただきたいと思いますが、その計画についてお伺いさせてください。 それから次に薬物乱用防止の取組についてお伺いいたします。先日浦添市におきまして、中学生がガス缶を吸って亡くなるという痛ましい事件がありました。薬物については子供たちを取り巻く悪い環境が益々悪化しており、私たち大人の知らないところで子供たちの健康が大変に危ぶまれております。その中で沖縄県の報告を見ますと、平成12年の毒物及び劇物等の取締り違反の検挙数を見ますと、少年、二十歳以下の方々が中学生で11名、高校生に3名、あと少年に6名と9名、併せて29名の二十歳以下の方々が検挙され、さらに成人では59名、合計88名の方々が検挙されております。やはりこれは氷山の一角でまだまだ底辺にはたくさんの人達がこういったことで苦しんでいると思いますが、この薬物乱用防止の取組についてどのように行っているかお伺いします。 次に子育て支援についてお伺いいたします。前回も取り上げさせていただきましたが、再度その後の取組はどうなっているかお伺いいたします。 子育てはお母さんとお父さんの愛情と安心した環境の中で育てていくことが最も大切なことであります。「夫は外で仕事、妻は家庭で子育て」という時代は変わりつつあるとはいえ、まだまだ「子育ては母親」という考え方は根強くあります。父親と赤ちゃんの関係は子供が大きくなるにつれ、大変に重要になっていきます。最近は母親学級へ夫の参加が増え、また夫の協力する姿が大変によい環境を作っております。厚生省からでてます「お父さんも主人公」というこういった父子手帳といいますが、こういうのが発行されております。現在沖縄市におきましては、妊娠しましたら母子手帳を配布しておりますが、母子手帳のみでなく、やはり父親にも同時にこういった父子手帳を交付をしながら、お父さんとしての役割また責任、そういった子育てに対する、妻に対する優しい心得も書かれておりますので、こういった父子手帳も同時に交付すべきではないかと思いますが、当局の考えをお伺いします。 次に映像文化の影響を受け、親の世代の活字離れが進む中、赤ちゃんへの絵本の読み聞かせを通じて、本に親しみ、親子の交流を計る育児支援の一環としてブックスタートの実施を提案したいと思います。図書館の方では幼児を対象に読み聞かせ運動をしたり、積極的に取り組んでおりますが、市民健康課として健康診断の時に、こういったブックスタートを配布するなど、また一角に絵本を置くなどして、やはり待ち時間に若いお母さん方にどういった本を子供たちに読ませていくか、また乳児の時にどういったお話かけをしていくのかが大変に大切だと思いますので、そういったブックスタートについてどう考えていらっしゃるか、お伺いいたします。 次に保育行政についてお伺いいたします。今、政府は待機児童解消の計画を打ち出し、健やかな子育てと、仕事と子育ての両立を支援していこうと、新しい政策を打ち出しております。また本市の第3次総合計画におきましても、幼稚園、また保育所の連携を持って、特に障害児の保育について積極的に取り組んでいくということが謳われております。 そこで障害児の学童保育についてお伺いさせていただきます。今年はじめて、重度の障害のある子供が地域の公立保育園に入所できました。大変にこの方々は喜んでおりました。しかしこういう車イスで入ってくる、公立の保育所ですので、入所してから車イスが出入り口で入りにくいとか、トイレの改善等、また担当の職員の配置と大変に現場におきましては課題が多いようでありますが、その点についてこれからもどういうふうに対応していくのか。また来年度のことも考えまして、やはり重度の子供たちの保育所の入所も大変にニーズが高いので、今後こういったことをどのように検討していくのか、部内で調整をしたようでありますので、その結果について教えてください。 それから学童保育の定義について、学童保育は共働きや単身家庭の子供たちが、学校を終わった放課後、安全に過ごせるようにするための保育施設となっております。しかし障害児の学童保育につきましては、大変に厳しい状況であります。実際には公立認可の保育園12箇所に障害児の学童保育も受け入れておりますが、そういったところの定義はどうなっているのかお伺いさせてください。 次に無認可保育所についてです。今回無認可保育所につきましても、県又は国が大きく前進をしており、条件の揃った無認可保育園に対しては、認可保育園にしていくということを、また県におきましても各市町村で指導をしております。今回、前回の部長答弁で5園ほどが認可保育園を希望しているようでありますが、年次毎の計画を教えてください。それから8月に無認可保育所に対する援護費の申請があったと思いますが、何件の無認可からの申請があったか、数について教えてください。1回目以上です。よろしくお願いします。 ○新里八十秀議長 総務部長。 ◎知念秀光総務部長 防災について。まず緊急時のボランティア対策でございますが、これまで市が防災訓練等を行う時には、沖縄市のボランティア協議会にお願いいたしまして、弱者という方々も参加していただきまして、災害弱者の防災訓練と、そういうことで協力していただいて参りましたが、今後はこの災害時において、福祉部門だけではなく、あらゆる分野でのボランティア活動が必要になってくるということを、本当に今回のこの災害で実感としてでております。従いまして、今後は市といたしましても、先進市等を視察、あるいは研修いたしまして、今後の課題とさせていただきたいと、このように考えております。 それから自治会対応についてでございますが、特にこの災害時発生から今日の後片づけまで、各自治会長さん、松本団地自治会の金城さん、照屋自治会の玉城さん、安慶田自治会の山入端さん、それから知花自治会の浦崎さん、本当に先頭に立っていただいて、市に対しての救援要請、あるいは地元での市との意見交換等、連日開催をしている、そういうことで大変立派な、素晴らしいリーダーシップを発揮していただいて、頑張っていらっしゃいます。本当に感謝する次第でございます。そういうことで、自治会の皆さんの対応をご報告させていただきます。 ○新里八十秀議長 消防長。 ◎内間安彦消防長 近隣消防隊への協力についてということでお答えいたします。消防組織法第21条第1項の規程に基づきまして、市町村消防の相互応援協定が定められております。この規程に基づきまして、県内の23消防本部では応援協定が締結されているところであります。それでどういったときに応援ができるかと申し上げますと、大きな火災、それから大きな交通事故等、そういった時にもいろいろと近隣の応援をいただいているわけですが、今回のような台風の時には、なかなか台風という一つの大きな、沖縄県内を、地域を覆うような格好になりますので、なかなかそういった時の応援協定というのは非常に難しいというところがございます。しかしながら、今回この台風の中で読谷村消防の救急車が知花橋付近で病院に急患を搬送中、その道路冠水に巻き込まれまして立ち往生したということが、連絡入りまして、私共の救急隊がその急患を引き継いで、病院に搬送したと、いうふうなこともこれは一つの応援でございます。それから吉原だとか、ああいうところでの火災だとか、そういった時につきましてはとなりの具志川市だとか、宜野湾市、北谷町、嘉手納町だとか、そういったところへの応援は私共、状況判断で応援を始動していただくというふうなことになっています。 ○新里八十秀議長 教育長。 ◎小渡良一教育長 まず1点目は文化芸術についてですけれども、普通は学校内でそういう文化的な物を子供たちに見せたりするときには、学校行事等の中で学芸的行事というのがあります。その時間を使いまして、大体年に1回ですが、例えば劇を見せるとか、人形劇とか、あるいは素晴らしい音楽家、例えば市内でしたら人間国宝の島袋先生とかですね、お呼びして鑑賞させるとか、そういうことをやっております。文化庁がすすめております学校の部活動の活性化事業というやつですね、そこへ素晴らしい人を派遣をしたりするのは、これから総合的な時間等で多いに活用ができるかと思っております。うんと取り入れていきたいと思っております。 さらに市内、これは全県的ですが、高文連に対して、中文連というのがあります。中学校文化連盟ですけれども、これも中学校は隔年ごとに体育祭と文化祭を交互にやっているわけですが、その中でも古典音楽、あるいは古典舞踊等、広く取り入れておりまして、そこでも多いに活用されていくというふうに思っております。 次にまた薬物乱用についてですが、こういう浦添での死亡事故もありましたし、悲しい事件には子供たち巻き込まれてはいけないということを考えまして、現在市内の小中学校では小学生向けのパンフがございます。「薬物乱用ダメ。絶対。」というもの。これをクラス分置きまして、学級活動の時間で指導したり、保健体育の時間に指導をしたり、さらに「ストップ・ザ・薬物」という小学生向けのビデオですが、それを使って指導しております。ほとんどの学校が指導をしています。さらに中学生には「NOと言える勇気を持とう」というパンフ、これを使います。それからこれは「生きる力」ということで、教師用指導用ですけれども、こういうのを使って薬物乱用については取り組んでいる状況です。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 文化芸術の振興についてでございますが、平成10年3月に文化庁からだされた文化振興マスタープラン、文化立国の実現に向けての策定を受けて、21世紀に対応する文化振興を展開する施策に取り組んで参りたいと思っております。あしびなー事業、音楽市場等々の先行する本市の文化行政の状況に鑑み、文化振興に対する総合的な施策を展開するために、今年度は文化振興ビジョンの策定を予定しているところでございます。まず現在は、アンケート調査の実施や市内外、他府県の文化施策の分析等の準備に着手しているところでございます。 ○新里八十秀議長 福祉部長。 ◎根路銘一郎福祉部長 まず最初に子育て支援についてでございますが、やはり若いお母さん達の子育てを支援するために、今保育行政の中では、子育て支援センター、これは公立1箇所、民間1箇所、2箇所で若いお母さん達の子育てに関するお手伝いをしているわけなんですが、やはり一方、妊産婦の健康とそれから子供の健康を守るためにも、市民健康課の方ですこやか教室というのを実施いたしております。この方は特に初めての出産を迎えたときのお母さん達の心理的な不安を取り除くと共に、やはり核家族で、今は夫婦の所帯が多いわけですから、その中でお父さん達の果たす役割というのは大変重要なものがございます。そういう意味で市といたしましては、この妊婦のお母さん達と一緒にお父さんも、このすこやか教室の方に参加をしていただいて、これは1教室4回の教室なんですけれど、これを実施いたしております。平成12年度におきましては、妊婦の方々が108名に対して、お父さん達は40名ということで、まだまだお父さん達の参加が少ないようでございますので、今後そういった参加の働きかけをやっていきたいという具合に考えております。 それから次に障害児の学童保育と関連いたしまして、障害児保育についてでございますが、現在、市の保育所、認可保育所、併せて30箇所ございますが、そういった30箇所で障害児保育を受け入れているところが11箇所、29名の保育を行っております。その中で重度の方も1名おられるわけなんですが、今市といたしましては、公立を始め認可とも、障害児保育につきましては中程度までの方々を対象ということで、今実施しておりまして、この重度については今後とも引き続き検討課題ということにいたしておきまして、まず30箇所ありますので、あとまた残りの保育所に障害児保育をもっと拡大していくというような方向で取り組んでいきたいと考えております。 それから無認可保育所の件でございますが、確かに今2004年までに、15万名の待機児童の解消を打ち出して、国が積極的な施策の展開を図っているところでございます。本市も4月1日現在で95名の待機児童がございましたけれども、その後70名程度は定員の拡大、弾力運用というようなことで、何とかいまの認可保育所、並びに公立の方に入所させていきたいというふうに考えております。現在5箇所の無認可の保育所の方から、認可に格上げをしてもらいたいというような要望がだされているわけなんですが、そういった待機児童の数も勘案しながら、今後の人口の伸びなども勘案しながら、必要に応じて認可に引き上げていきたいというような考え方を持っています。ですので、この5カ年間の基本計画年度中にあと何カ所だというような設定はいたしておりませんけれども、とにかく待機児童の解消は極力、解消していくという姿勢で臨んでいきたいと思っております。平成13年度の無認可園の補助金の申請は、36箇所ございました。以上です。 ○新里八十秀議長 休憩いたします。  休 憩 (午後4時54分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時55分) ○新里八十秀議長 再開いたします。 福祉部長。 ◎根路銘一郎福祉部長 失礼いたしました。答弁漏れがございます。ブックスタートについてでございますが、この方は社団法人全国保健センター連合会というところから、今年度からのモデル事業として30箇所の市町村に対して、モデル事業の実施をすることになっております。絵本と出会う、親子ふれ合い事業というようなことでございますが、本市といたしましても小さいときから絵本に親しむ、そしてお父さん、お母さん達との適切な関係を作っていく上で、大変重要な事業だと考えております。今後、取り入れる方向で検討していきたいと考えております。 父子手帳の発行は平成12年度で40件ございました。 ○新里八十秀議長 与那嶺克枝議員。 ◆与那嶺克枝議員 ありがとうございます。まず最初の防災についてですが、本当に今回各部署の皆さんが大変に頑張っていらっしゃった姿が見えました。先日これは沖縄市だけの災害ではなくて、また渡名喜村もボランティアを派遣したということで、テレビ、またはニュース等でもやっておりましたが、県の社協の方でボランティアを派遣をしたということが載っておりましたが、これに対して沖縄市が参加をしたかどうか、ちょっと確認をさせて下さい。それとまた、沖縄市の安慶田、松本、知花方面からもそのボランティアの要請があったかどうか、お聞かせ下さい。こういった火災と台風等といろんな災害の時、緊急の時のボランティア体制は、今、社協の方に約50団体ほどボランティアの加入団体がありますよね。そういう方たちの運用については、福祉部の方でどのように考えてらっしゃるのか、再度そのボランティアの派遣についてお伺いさせて下さい。 それと自治会の対応についてですが、36自治会、またその中には大変老朽化したところもありますので、そういったところでも本当に地域の皆さんが休息できるのかどうか。そういった確認も今のうちにしておくべきではないかと思いますが、そういう対応すべき、まだまだ休息のできる状況じゃないという自治会があるんでしたら、何箇所ぐらいなのか、そういった対策も今後とられるのかどうか、再度お聞かせ下さい。 それと文化芸術振興につきましては、大変にこれから新しい事業として、特に沖縄市におきましても文化振興課を中心にして、頑張っていらっしゃいますが、特に沖縄市は音楽産業、音楽市場、ミュージックタウン構想がありますので、そういった中から是非とも積極的に文化振興事業をすすめていただきたいと思います。沖縄市の総合計画の中にも、大変に新たな魅力ある文化を発信するということで、沖縄市の計画が載っております。特に沖縄市におきましては、先日ありました第46回の全島エイサー祭、またピースフルラブロックとかコザ音楽祭、また大変に好評でありました土着人フェスタとか、大変に新しい音楽、また芸術がたくさんある沖縄市でありますので、こういったことをさらに産業に結びつけ、また人材に結びつけ、またこれから大きな教育につないでいける、本当に若い人達が希望を持って、そういった音楽産業に取り組める体制を作っていくべきじゃないかと思いますが、そういった点についても積極的に取り組んでいただきたい。そのことにつきまして、是非とも次年度でもいいですから、是非この沖縄市が文化、芸術の発信地としてのフォーラム等を計画していただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 また余談になりますが、今NHKでやっているちゅらさんの中に沖縄市出身の方たち、芸能人の方たちがだいぶ活躍をしてやっておりますので、そういった方達もまた沖縄市の誇りとして、うんと頑張ってもらいたいということで、そういった方達も招きながらフォーラムも是非企画していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 それから教育長、来年から学校週5日制になります。そしてまた総合学習も入ってきますので、積極的に取り組むお話がありましたが、今本当に沖縄市におきましては、文化系、音楽系も大変に、沖縄から代表として全国大会にも出場する、また今音楽を海外でも学んでいる方達がいっぱいいらっしゃいますので、そういう人材の受け皿作りを今からしっかりとやっていただきたい。そして特に文化振興課と連携をどういうふうに今後やっていくのか、文化振興課がだされた教育委員会の受け皿はどこが受け持っていくのか、その連携をもう少し、どの課が持って、どういうふうに各学校に発信をしていくのか教えてください。 それと薬物乱用につきましては、ビデオ等、またはパンフ等をしっかりと学校で指導しているということで答弁がありましたが、このパンフも先日教育長に見せましたが、やはり今私たちの知らないところで子供たちが侵されているということは、常に常に、こういった薬物に対しての指導は是非とも家庭の中でもやっていくべきじゃないかと思います。麻薬・覚せい剤乱用防止センターの方から、これは今年の国の予算で全ての学校、児童生徒、また保護者の皆さんに配布するということになっておりますので、是非これを各家庭の方にも配布をしていただきたいと思います。これは市民課とも関連してきますので、是非こういったパンフが沖縄市にも全所帯にくばれないかどうか確認をしていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 それと父子手帳については40件配布したということなのか、再度お聞かせ下さい。今父子手帳が配布されているのかどうか。なぜ40件なのかもう少し詳しく教えてください。 それとブックスタートにつきましてはモデル事業として取り入れるということでしたので、いつから取り入れていただけるのか、具体的にその予定についても教えてください。 それと障害児の件ですが、私これは障害児のお母さん方とも将来子供たちが大きくなったときにどうやっていくかということで、常に一緒に取り組んでいる課題ですので毎回取り上げさせてもらっておりますが、やはりこれから沖縄市が、また日本全体が共生の社会になっていくという意味では、ただ大人になってから障害者の皆さんも社会に出て下さいじゃなくて、やはり小さい時から地域で育てていく、地域の子供たちと遊びながら教育をしていくという中でやはり保育所の時から、そして幼稚園に上がって、小学校に上がってという中から、やはり障害を持った方達がだんだんだんだん強く生きる力を養っていけると思います。ですから乳幼児の時からやはり小さいときから、保育所の問題の時から地域とどう関わりを持つかということでは、大変に沖縄市がスタートを切って、重度の子供たちを受け入れてますので、やはりこれは前向きに検討していただきたい。中を聞きましたら、現状が厳しい状況でありますが、やはり保育に携わる保育者の皆さんは、こういった子供たちに対しても暖かい配慮を持って、接していただきたい。またどんな子供たちでも生きる権利があるわけですから、そういった方達をしっかりと守っていただきたいということで、どういうふうな沖縄市が、これから保育事業に対して、障害児をどう考えていらっしゃるのか、再度お聞かせ下さい。やはりこれは市長の政策の中にも是非入れていただきたい、全ての人達をやっぱり平等に、また生活を守っていくということで、特に重度の子供たちに対する政策をお伺いさせて下さい。 無認可保育所についてですが、36の無認可保育所から援護費の要請があったということで、今年の予算では6,500円ですか、去年よりはだいぶ一歩前進でありますが、やはりまだまだ現状としては、この無認可保育所に対する援護費は少ない、さらに各市をちょっと見ましたところ、やはりまだまだ那覇市、宜野湾市、浦添市に比べまして、援護費が若干低いようでありますので、こういったことも来年度の予算に一歩前進できるのかどうか、これも併せて再度お伺いさせて下さい。以上、よろしくお願いします。 ○新里八十秀議長 経済文化部長。 ◎平良正吉経済文化部長 文化フォーラムにつきましては素晴らしいご意見だと思います。次年度に向けて前向きに検討し、取組をさせていただきたいと思います。 ○新里八十秀議長 教育長。 ◎小渡良一教育長 文化振興課と教育部がどういうふうに連携をしていくかということですが、大きいプランが文化振興課でも作られます。私たち生涯学習課の中に、文化担当がいますので、そちらでも計画を、具体的な計画を作らせてからつきあわすという連携を図っていきたいと思っています。 それからこの麻薬等についてですが、薬物の乱用について、学校で学活やあるいは各教科、特に保健、特設授業やりますが、その時にその話が必要な生徒に限って学校を休んでしまっている、という場合があります。さらにこのパンフ等を使って父兄が集まったとき、授業参観日とかですね、そういうときに説明を加えたりするわけですが、必要な親に限って来てない、そういうことがあります。じゃそれは指導したことにするのか、というとそうじゃありませんね。こない生徒はいつ来れるのか確認をしないといかんでしょうし、あまりまた長くのばせられませんので、そういうときには学級担任が家まで行って、あるいは親と一緒に話をするというところまでやらないと、指導したことにはならないと思いますので、そこまで校長先生方にはお話をしているところであります。 ○新里八十秀議長 福祉部長。 ◎根路銘一郎福祉部長 まず父子手帳の件でございますが、これは平成12年度にお父さん達がすこやか教室を終了して、手帳をもらった方が40名ということです。こういった手帳ですけれども、配布しておりますが、これによりますと「妊娠おめでとうございます」から始まって、「いよいよ出産」「さあ育児の始まりです」という3章に分けられておりますが、この教室を受講して、この手帳を持っておれば、育児ばっちりという、そういうことになろうかと思いますので、是非これからも進めていきたいなという具合に考えております。 それから重度障害児の保育の問題でございますが、これは非常に私共も重要なこととして、市長の基本計画の中でも充実を謳っているところでございます。ただ先程、私答弁いたしましたように、現在まだ11箇所の保育所で中程度の障害の児童を受け入れているわけなんですが、やはりそういった中程度の障害児の受け入れを無難にこなすことによって、さらにまた重度の受け入れについても研究をしていくということもありますので、すぐ一挙に重度の障害児をあと何名も増やしていくということには、あと少し時間がかかると思いますが、まずはそういった中程度の障害児の受け入れをさらに拡大をしていって、そして重度まで持っていくと、いうような段階を踏ませていただきたいと思っております。 それから無認可保育園の助成の問題でございますが、去年と比べまして367万5,000円の総額としては増加しております。いろいろ行政懇談会も無認可保育所の方々と毎年持っておりまして、そういった声を聞きながら、できる分から拡大をする方向でやっていきたいと思っております。 ブックスタートでございますが、これはちょっと私もこの事業をまだ今度初めて知りまして、早めに勉強をして早くできるような方向で対応してみたいなと思っています。 それからボランティアの災害派遣の問題でございますが、ちょっと社協の方が渡名喜村に行っているかどうか、ちょっと聞いておりませんけれども、ただ市の防災会議の中に社協のボランティア団体の長もメンバーに入っておりますし、そういった組織的に大きい災害の場合は、ボランティアの方々の協力も仰ぐような組織になっておりますので、そういう活用を是非図っていきたいなと考えています。 ○新里八十秀議長 与那嶺克枝議員。 ◆与那嶺克枝議員 3回目終わりですけれど、今福祉部長が父子手帳について、一緒にすこやか教室を受けたお父さん方が40名いらっしゃるということで、手帳をあげたということでしたけれども、こういった素晴らしい厚生省からもお父さんのための父子手帳がありますので、これを是非とも沖縄市はお父さんを呼んでもらいたい。なぜかといいましたら、やはり今、児童虐待の問題もあります。子供に対しての子育てが本当にうまくいかないという家庭もたくさんあります。そういった中で、生まれた後からどう育てようかでは遅いんですね。妊娠したときからどうやって育てていくかということが、大変に重要なことであります。そしてこれは父親の責任が大変に重要なことでありますので、まず母親は実感としてわかりますけれど、父親としても自覚を促すということでも、是非ともこれは沖縄市版でも父子手帳を作成をし、交付すべきじゃないかと思いますが、市長どう思いますか。 それからついでにブックスタートについても新しい事業でありますが、これは子供読書年から始まりまして、やはり小さいときから子供たちにいい本を読み聞かせをしていこうということで始まりました。これは乳児健診の時に、お母さん達が待っているときにこういった本を、どういった本を読ませたらいいのかということで、これはイギリスから始まった事業なんですね。1992年の英国のバーミンガムで始まった運動であります。やはり子供たちにこういったいい本を読ませるということで、親子の交流を図りながら、またこういったことが才能教育の一つであるということで、大変に今、全国でも広まっている運動でありますので、是非このブックスタート、今部長はこれから勉強していくとおっしゃいましたが、今は父親が子供に読み聞かせをしていこう、お爺ちゃんが読み聞かせをしていこうという運動がだんだんと沸き起こっておりますので、是非とも皆さん方も実施をしていただきたいと思います。是非とも子供たちにいい本を読み聞かせて、またいい親子関係、また心の子育てに対する教育についても積極的に取り組んでいただきたい。このブックスタート、是非とも次年度から予定を作って、計画をし、実施していただきたいと強く要望いたします。 それから最後に障害児の学童保育につきまして、大変にニーズがあります。前回もお話ししましたが、今、大変ありがたいことに福祉プラザの方におきましては障害児の皆さん方がのびのびクラスの方で、こういったお母さん達が集まりながら一生懸命に交流深めながらやっております。また山内の方でもやっておりますが、大変に財政的に厳しいということで、この学童保育を是非とも沖縄市で実施してもらいたいという声がたくさんあります。 やはりこれから日本の社会が目指す姿というのが共生の社会であります。障害を持つ人も、そうでない人も同じように教育を受け、仕事を持ち、収入を得、家庭生活を営む。自由に移動し、行動をし、文化・芸術・スポーツにも参加するということでは、全ての人達を大事にし、人権が花開く人間の道を開いていこうというのがこれからの大きな日本の社会を築いていける、そういうふうな政策を打ち出しております。今からは障害者というのは、措置の客体から権利の主体というふうに代わっております。また一方的な保護ということから、さらに自由な意志に基づいて自立への支援ということで、謳われておりますので、やはりこれは一番の元は、これは生まれたときからなんですよね。乳児の時から、幼児の時から、保育所から始まっていくんです。そういった意味で、今回補正予算におきましては山内中学校の方にエレベーターが設置されたということを聞きました。やはりこういった一人の子供を大切にするということでは、幼児の方からこうして持っていって社会へ送り出していく、そういう体制を是非とも沖縄市は率先して、市長、是非頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。ありがとうございました。終わります。 ○新里八十秀議長 以上で与那嶺克枝議員の一般質問を終わります。休憩いたします。  休 憩 (午後5時15分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後5時16分) ○新里八十秀議長 再開いたします。延会についてお諮りいたします。本日はこれにて延会いたしたいと思います。これにご異議ありませかん。(「異議なし」の声あり) ○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。 よって本日はこれにて延会することに決しました。 次の本会議は明日9月25日火曜日午前10時より会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。たいへんご苦労さんでした。  延 会 (午後5時17分)...